ハニーバニー（2010年生、母ダッシングハニー）

ハニーバニー（2010年3月25日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「とても愛しい人。母名より連想」。毛色は鹿毛。種牡馬のメイショウボーラー（当時9歳）と交配したダッシングハニーが9歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）グランド牧場。戦績は、中央平地11戦1勝2着2回、地方11戦3勝2着1回。主な勝ち鞍は2014年の3歳以上500万下(牝)。

経歴

デビュー前

当歳のとき、グランド牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。9歳のとき、グランド牧場から「ジェイエス繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場され、Junnyによって451万円で落札された。

ユニオンオーナーズクラブにて総額1,260万円（6.3万×200口）で一口馬主が募集された。

白井寿昭厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2012年）

8月18日、デビュー戦は岩田康誠騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は482kg。15頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では末脚を持続できず、4着に終わった。

9月2日、中1週で迎えた2戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（小倉ダート1000m 曇/良）に出走。14頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり7着に敗れた。

9月15日、中1週で迎えた3戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したアポロモヒートに半馬身届かず2着に敗北した。

3歳（2013年）

4月21日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では決め手が足りず7着に敗れた。

5月4日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（1戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では最後まで息が続かず15着に敗れた。

9月22日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた6戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず7着に終わった。

11月11日、中6週で馬体重を前走から27kg戻して迎えた7戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定戦のベゴニア賞（川崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。14頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では見所を作れず11着に敗れた。

12月16日、中4週で馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた8戦目は、牝馬限定戦のカンツバキ賞（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（1戦0勝）。13頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は一杯になって11着に終わった。

4歳（2014年）

1月2日、中1週で迎えた9戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、ジャッジ!CUP（川崎ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

1月27日、中3週で迎えた10戦目は、一般C2四五六（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉原寛人騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は一杯になって7着に敗れた。

2月14日、中2週で迎えた11戦目は、立春賞（船橋ダート1000m 雪/重）に出走。鞍上は的場文男騎手（2戦0勝）。14頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びが鈍く6着に敗れた。

3月4日、中2週で迎えた12戦目は、一般C2六七（川崎ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（3戦0勝）。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。

4月16日、中5週で迎えた13戦目は、一般C2七八九（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は吉原寛人騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では途轍もない末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のロータスドリームに1馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

5月19日、中4週で迎えた14戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、薫風賞（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では卓出した伸び脚で急追したが、抜け出したスチブナイトに3/4馬身届かず2着となった。

6月13日、中3週で迎えた15戦目は、高麗山特別（川崎ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山崎誠士騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線に入ると、前で粘るブロードアウェイクを異次元の末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて2勝目をマークした。

7月2日、中2週で迎えた16戦目は、たにもも&ふじポンJBCブログ開設記念（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山崎誠士騎手（2戦1勝）。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

7月25日、中2週で迎えた17戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、一般C1五（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では豪快に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のタランチュラホークに1馬身半の差をつけて3勝目を獲得した。

8月23日、中3週で迎えた18戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で追い上げたが、抜け出したヴァレンティーネを差し切れず、1馬身差の2着となった。

9月14日、中2週で迎えた19戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（1戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線に入ると、前で粘るラヴァーサクラを鮮烈な末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて4勝目をつかんだ。

10月25日、中5週で迎えた20戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で横山典弘騎手（2戦1勝）。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、馬場の外目を回って12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では鋭い脚を使えず14着に敗れた。

12月6日、中5週で迎えた21戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で横山典弘騎手（3戦1勝）。16頭立ての5番人気で大外16番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず10着に敗れた。

5歳（2015年）

4月5日、約4か月の休み明けで迎えた22戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（中山ダート1200m 小雨/稍重）に出走。16頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では伸びが鈍く16着に終わった。