クルークヴァール（2015年生、母クィーンズバーン）

クルークヴァール（2015年2月6日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「賢い選択(独)」。毛色は鹿毛。種牡馬のロードカナロア（当時7歳）と交配したクィーンズバーンが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。主な勝ち鞍は2020年の稲光特別(1勝クラス)。

経歴

デビュー前

浅見秀一厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2018年）

2月13日、デビュー戦は鮫島克駿騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（小倉芝1200m 曇/稍重）に出走。馬体重は466kg。17頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

4月22日、中9週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克駿騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、やや厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では息長く末脚を伸ばして、最後は2着のコンセッションズに1馬身1/4の差をつけて未勝利戦を制した。

6月2日、中5週で迎えた3戦目は、3歳以上500万下の戎橋特別（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で鮫島克駿騎手（2戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず5着に敗れた。

7月1日、中3週で迎えた4戦目は、3歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で鮫島克駿騎手（3戦1勝）。18頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが続かず、3着に終わった。

7月28日、中3週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた5戦目は、3歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で鮫島克駿騎手（4戦1勝）。18頭立ての2番人気に推されて大外18番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚を持続できず、6着に終わった。

10月20日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から8kg戻して迎えた6戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の鳥屋野特別（新潟芝1200m 曇/稍重）に出走。18頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。最後は減速してしまい14着に敗れた。

4歳（2019年）

1月19日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた7戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、5着に終わった。

2月10日、中2週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は鮫島克駿騎手（5戦1勝）。18頭立ての4番人気に推されて17番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は一杯になって13着に敗れた。

4月7日、中7週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克駿騎手（6戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では切れる脚を使えず8着に敗れた。

5月11日、中4週で迎えた10戦目は、斎藤新騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では見所を作れず9着に敗れた。

6月29日、中6週で迎えた11戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中京芝1200m 曇/稍重）に出走。15頭立ての7番人気で大外15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では詰めが甘くなり、4着に終わった。

7月20日、中2週で迎えた12戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（函館芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の忍耐力で最後まで敢闘したが、伸びてきたショウナンアリアナ決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。

8月4日、中1週で迎えた13戦目は、3歳以上1勝クラス（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚がパッとせず5着に敗れた。

8月24日、中2週で迎えた14戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（札幌芝1200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが足りず、5着に終わった。

9月1日、連闘で迎えた15戦目は、3歳以上1勝クラス（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴山雄一騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚色が鈍り15着に敗れた。

11月3日、中8週で迎えた16戦目は、3歳以上1勝クラス（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は鮫島克駿騎手（7戦1勝）。16頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。先手を取る形となり、平均ペースで馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では伸びを欠き7着に敗れた。

5歳（2020年）

1月25日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた17戦目は、4歳以上1勝クラス（小倉芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克駿騎手（8戦1勝）。16頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが続かず、5着に終わった。

2月23日、中3週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた18戦目は、4歳以上1勝クラス（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で鮫島克駿騎手（9戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。逃げを打ち、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、ミッキースピリットに半馬身交わされて2着に敗北した。

3月8日、中1週で迎えた19戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中京芝1200m 雨/不良）に出走。18頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では脚を伸ばせず11着に敗れた。

4月12日、中4週で迎えた20戦目は、小林凌大騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（福島芝1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、少々速いペースでレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では余力が残っておらず14着に敗れた。

5月23日、中5週で迎えた21戦目は、4歳以上1勝クラス（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は鮫島克駿騎手（10戦1勝）。16頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。4着を確保した。

8月9日、約2か月半の間隔を開けて迎えた22戦目は、3歳以上1勝クラス（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は池添謙一騎手（2戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて12番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が衰えて12着に敗れた。

9月6日、中3週で迎えた23戦目は、3歳以上1勝クラス（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は柴山雄一騎手（2戦0勝）。16頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天性の負けん性を発揮してゴールまで力闘し、4着を確保した。

10月18日、中5週で馬体重を前走から20kg減らして迎えた24戦目は、3歳以上1勝クラスの稲光特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は鮫島克駿騎手（11戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。最後は、2着のトミケンルーアに2馬身の差をつけて久々に勝利を挙げた。

11月15日、中3週で迎えた25戦目は、3歳以上2勝クラスの会津特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克駿騎手（12戦2勝）。16頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。端をきる形となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後はバテてしまい7着に終わった。

6歳（2021年）

1月17日、中8週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた26戦目は、中村将之騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（小倉障害芝2860m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。10着に敗れた。

3月21日、中8週で馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた27戦目は、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝2970m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で中村将之騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。9着に終わった。

5月16日、中7週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた28戦目は、4歳以上2勝クラス（中京芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は岩田望来騎手（1戦0勝）。15頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は一杯になって12着に終わった。

8月8日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から10kg戻して迎えた29戦目は、3歳以上2勝クラスの驀進特別（新潟芝1000m 曇/良）に出走。鞍上は鮫島克駿騎手（13戦2勝）。18頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。3着に入った。

9月5日、中3週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた30戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの飯豊特別（新潟芝1200m 晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。端をきる形となり、やや遅いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天性の負けん気を発揮してゴールまで力闘し、5着を確保した。

10月16日、中5週で迎えた31戦目は、3歳以上2勝クラスの飛翼特別（新潟芝1000m 曇/良）に出走。鞍上は鮫島克駿騎手（14戦2勝）。18頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のサクセスハーモニーに2馬身の差をつけて3勝目を挙げた。

10月31日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた32戦目は、泉谷楓真騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのルミエールオータムダッシュ（新潟芝1000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。18頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。16着に終わった。

12月28日、中7週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた33戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの2021ファイナルステークス（阪神芝1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は鮫島克駿騎手（15戦3勝）。16頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、やや厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って13着に終わった。

7歳（2022年）

1月30日、中4週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた34戦目は、中井裕二騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの巌流島ステークス（小倉芝1200m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。18頭立ての17番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。最後は垂れてしまい15着に終わった。

3月12日、中5週で迎えた35戦目は、団野大成騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスのアクアマリンステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に53kgの軽斤量で出走。15頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。端を取り切り、タフなペースでレースを引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて10着に終わった。

5月8日、中7週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた36戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、4歳以上3勝クラスの駿風ステークス（新潟芝1000m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。6着に敗れた。

7月2日、中7週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた37戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスのTVh杯（函館芝1200m 曇/稍重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は池添謙一騎手（3戦0勝）。16頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚勢が衰えて16着に終わった。

8月13日、中5週で迎えた38戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの稲妻ステークス（新潟芝1000m 曇/重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は津村明秀騎手（1戦0勝）。18頭立ての15番人気で4番ゲートからスタート。18着に終わった。

2022年8月17日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。