ステルスワン（2005年生、母ガールオブバンダム）

ステルスワン（2005年5月12日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「一番見えにくい」。毛色は鹿毛。種牡馬のアグネスデジタル（当時8歳）と交配したガールオブバンダムが11歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）石川牧場。戦績は、中央平地21戦1勝、地方18戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は2007年の2歳未勝利。

経歴

デビュー前

堀井雅広厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2007年）

9月23日、デビュー戦は後藤浩輝騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は482kg。16頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では脚を伸ばせず9着に敗れた。

10月13日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で後藤浩輝騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走し、4着を確保した。

11月4日、中2週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（東京ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で後藤浩輝騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一歩一歩着実に差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のエリザベススイートをクビ差振り切って未勝利戦を制した。

11月18日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。9頭立ての7番人気で大外9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が悪くなり8着に終わった。

3歳（2008年）

1月5日、中6週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた5戦目は、柴原央明騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。最後は勢いを失って15着に終わった。

1月27日、中2週で迎えた6戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。敢然と端をきり、かなり厳しいペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走し、4着を確保した。

2月11日、中1週で迎えた7戦目は、3歳500万下（東京ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が上がってしまい9着に終わった。

3月1日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた8戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の沈丁花賞（中京ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、かなりのスローペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は一杯になって10着に敗れた。

4月5日、中4週で迎えた9戦目は、石神深一騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。11頭立ての8番人気で大外11番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、ハイペースで集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚を失くしてしまい11着に終わった。

4月27日、中2週で迎えた10戦目は、3歳500万下（東京ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石神深一騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では末脚が冴えず11着に終わった。

5月11日、中1週で迎えた11戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京芝1400m 曇/重）に出走。16頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが劣勢になり12着に終わった。

4歳（2009年）

1月18日、約8か月半の休み明けで迎えた12戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は後藤浩輝騎手（3戦1勝）。14頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は力尽きて14着に終わった。

3月14日、中7週で迎えた13戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1000m 曇/不良）に出走。16頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はタレてしまい16着に終わった。

4月11日、中3週で迎えた14戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島ダート1150m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず9着に敗れた。

4月19日、連闘で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は石神深一騎手（2戦0勝）。15頭立ての7番人気で大外15番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は垂れてしまい13着に敗れた。

5月24日、中4週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1200m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は丸山元気騎手（1戦0勝）。14頭立ての13番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を伸ばせず6着に終わった。

7月18日、中7週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた17戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の閃光特別（新潟芝1000m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。16着に終わった。

8月29日、中5週で迎えた18戦目は、西田雄一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚が止まってしまい15着に終わった。

10月24日、中7週で迎えた19戦目は、池崎祐介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1000m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。12頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では切れる脚を使えず10着に終わった。

11月7日、中1週で迎えた20戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は丸山元気騎手（2戦0勝）。16頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はガス欠状態になり15着に終わった。

12月19日、中5週で迎えた21戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。15頭立ての15番人気で16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚が止まってしまい9着に終わった。

5歳（2010年）

1月7日、中2週で迎えた22戦目は、高木健騎手を鞍上に迎えて、一般B4（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚がパッとせず5着に敗れた。

1月13日、連闘で迎えた23戦目は、山口竜一騎手を鞍上に迎えて、一般B8（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のリュウセイベルジュに6馬身の差をつけて久々に勝利を挙げた。

1月18日、連闘で迎えた24戦目は、れんこん料理の竹扇賞（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は高木健騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしぶとく伸び続けたが、アラビアンホワイトに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

2月10日、中2週で迎えた25戦目は、JAぎふ杯（笠松ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で高木健騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが鈍く5着に敗れた。

2月16日、連闘で迎えた26戦目は、祝☆中野冨美子バースディー記念（名古屋ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は山口竜一騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のスルーザグリーンに4馬身の差をつけてファンの支持に応えた。

2月21日、連闘で迎えた27戦目は、一般B3（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は高木健騎手（3戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目を引く伸び脚で猛進したが、トミノジョーンズに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

4月20日、中7週で迎えた28戦目は、島崎和也騎手を鞍上に迎えて、一般B3（名古屋ダート1600m 雨/不良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は減速してしまい10着に敗れた。

4月26日、連闘で迎えた29戦目は、一般B2（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は高木健騎手（4戦0勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。最後は失速してしまい10着に敗れた。

5月10日、中1週で迎えた30戦目は、商号変更記念楽天銀行賞（笠松ダート1600m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で高木健騎手（5戦0勝）。7頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は力尽きて7着に敗れた。

5月26日、中1週で迎えた31戦目は、一般A4 B3（笠松ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で高木健騎手（6戦0勝）。10頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では全く伸びず9着に終わった。

7月21日、中7週で迎えた32戦目は、一般B4（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は島崎和也騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では速い脚を使えず9着に終わった。

8月18日、中3週で迎えた33戦目は、小林拓未騎手を鞍上に迎えて、一般B4（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚色が悪くなり10着に終わった。

8月25日、連闘で迎えた34戦目は、一般B5（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は島崎和也騎手（2戦0勝）。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが鈍く8着に終わった。

9月7日、中1週で迎えた35戦目は、一般B5（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は小林拓未騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では見せ場なく9着に終わった。

9月22日、中1週で迎えた36戦目は、一般B4（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林拓未騎手（2戦0勝）。10頭立ての9番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く10着に終わった。

9月29日、連闘で迎えた37戦目は、あいちの新米コシヒカリカップ（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で小林拓未騎手（3戦0勝）。9頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では脚が残っておらず7着に終わった。

10月15日、中1週で迎えた38戦目は、マックル賞（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で小林拓未騎手（4戦0勝）。10頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では見所を作れず7着に終わった。

10月28日、中1週で迎えた39戦目は、一般B5 C3（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で小林拓未騎手（5戦0勝）。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では見せ場なく10着に終わった。