ニシケンフロド（2001年生、母レディフリージア）

ニシケンフロド（2001年4月10日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のサクラチトセオー（当時11歳）と交配したレディフリージアが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）金石牧場。戦績は、地方22戦4勝2着2回。2004年の荒尾ダービー(地方重賞)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、金石牧場から「北海道8月市場サラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

西久保政等厩舎（佐賀）へ入厩。

2歳（2003年）

6月14日、デビュー戦は吉田順治騎手を鞍上に据えて、2歳戦のルーキーステージ（佐賀ダート900m 雨/稍重）に出走。馬体重は455kg。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきり、で一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したカシノフレンドを捕まえ切れず、3馬身差の2着となった。

6月29日、中1週で迎えた2戦目は、2歳（佐賀ダート900m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で吉田順治騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

7月20日、中2週で迎えた3戦目は、2歳戦のアゲインステージ（佐賀ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で吉田順治騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

8月14日、中3週で迎えた4戦目は、2歳戦のアゲインステージ（佐賀ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で吉田順治騎手（3戦0勝）。11頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

8月23日、連闘で迎えた5戦目は、山下貴光騎手を鞍上に迎えて、2歳（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。7頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く3着に終わった。

10月5日、中5週で馬体重を前走から17kg増やして迎えた6戦目は、2歳（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山下貴光騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のチームリーダーに4馬身の差をつけて初白星を挙げた。

11月23日、中6週で迎えた7戦目は、2歳戦の日峰特設（佐賀ダート1750m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で山下貴光騎手（2戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のモガミサンデーに9馬身の差をつけて2勝目を手にした。

12月14日、中2週で迎えた8戦目は、2歳地方重賞の九州ジュニアチャンピオン（佐賀ダート1750m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で山下貴光騎手（3戦2勝）。11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では末脚に勢いがなく5着に敗れた。

3歳（2004年）

1月2日、中2週で迎えた9戦目は、3歳戦のかささぎ賞（佐賀ダート1750m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で山下貴光騎手（4戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のサカモトサイレンスに1馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

3月7日、中8週で迎えた10戦目は、前野幸一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に56kgの斤量を背負って出走。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るユキノパンサーを上がり0位の末脚で半馬身差し切って勝利を手に入れた。

3月27日、中2週で迎えた11戦目は、3歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/良）に56kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で前野幸一騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立つ形となり、で一団を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では伸びが鈍く6着に敗れた。

4月13日、中1週で迎えた12戦目は、3歳地方重賞の荒尾ダービー（荒尾ダート2000m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で前野幸一騎手（2戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。3着に終わった。

5月23日、中5週で迎えた13戦目は、安東章騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞の九州ダービー栄城賞（佐賀ダート2000m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

11月20日、約6か月の休養明けで迎えた14戦目は、3歳以上B2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は前野幸一騎手（3戦1勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには加われず5着に敗れた。

12月4日、中1週で迎えた15戦目は、牧野孝光騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B2（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に敗れた。

12月26日、中2週で迎えた16戦目は、安楽成秀騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B2（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚がパッとせず6着に終わった。

4歳（2005年）

1月22日、中3週で迎えた17戦目は、坂口裕一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B2（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず7着に終わった。

2月5日、中1週で迎えた18戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B2（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

2月19日、中1週で迎えた19戦目は、3歳以上B2（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は安東章騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきる形となり、で馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では全く伸びず4着に終わった。

3月6日、中1週で迎えた20戦目は、3歳以上B2（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で安東章騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では切れる脚を使えず5着に敗れた。

3月19日、中1週で迎えた21戦目は、3歳以上B2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で安東章騎手（3戦0勝）。8頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったタガジョーティアラにねじ伏せられて2馬身半差の2着となった。

4月9日、中2週で迎えた22戦目は、3歳以上B2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で安東章騎手（4戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。