エイシンジェンマ（2020年生、母エイシンフレア）

エイシンジェンマ（2020年3月29日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+宝石を意味するイタリア起源の女性名」。毛色は栗毛。種牡馬のコパノリチャード（当時10歳）と交配したエイシンフレアが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は栄進牧場。主な勝ち鞍は2023年の3歳未勝利(未勝利)。

経歴

デビュー前

中尾秀正厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2022年）

10月16日、デビュー戦は吉田隼人騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は472kg。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天稟の闘争本能でゴールまで力走したが、4着に終わった。

11月6日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田隼人騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では伸びあぐねて12着に敗れた。

3歳（2023年）

5月21日、約6か月半の休み明けで迎えた3戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳戦の3歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。18頭立ての13番人気で17番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

6月11日、中2週で迎えた4戦目は、富田暁騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳戦の3歳未勝利（函館芝1800m 曇/良）に出走。16頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず10着に敗れた。

6月18日、連闘で迎えた5戦目は、3歳戦の3歳未勝利（函館芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で富田暁騎手（1戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では鬼脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のプラニスフェリオに2馬身の差をつけて初白星を挙げた。

7月9日、中2週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラスの3歳以上1勝クラス（函館芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で富田暁騎手（2戦1勝）。11頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚に勢いがなく6着に敗れた。

8月27日、中6週で迎えた7戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの3歳以上1勝クラス（札幌芝1500m 雨/重）に出走。14頭立ての5番人気で大外14番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入った。

4歳（2024年）

3月23日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた8戦目は、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（中京芝1600m 雨/重）に出走。鞍上は富田暁騎手（3戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

5月19日、中7週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた9戦目は、4歳以上1勝クラス（京都芝1600m 外回り小雨/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（1戦0勝）。17頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

6月9日、中2週で迎えた10戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラスの遊楽部特別（函館芝1800m 小雨/良）に出走。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では物凄い伸び脚で追い上げたが、勝ったエラトーに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

6月22日、中1週で迎えた11戦目は、3歳以上1勝クラスの恵山特別（函館芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で菱田裕二騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で追い上げたが、勝ったワンブランチを3/4馬身捉え切れず2着に敗北した。

7月14日、中2週で迎えた12戦目は、3歳以上1勝クラスの臥牛山特別（函館芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で菱田裕二騎手（2戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。競走中止となった。

12月28日、約5か月半の休養明けで迎えた13戦目は、3歳以上1勝クラス（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は吉田隼人騎手（2戦0勝）。17頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず9着に終わった。

5歳（2025年）

1月19日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上1勝クラス（中京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は菱田裕二騎手（3戦0勝）。16頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走したが、5着に終わった。

2月2日、中1週で迎えた15戦目は、角田大和騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（小倉芝2000m 晴/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではビュッと切れる脚で猛追したが、抜け出したファミリーツリーを捕まえ切れず、クビ差の2着に惜敗した。

2月23日、中2週で迎えた16戦目は、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（小倉芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で角田大和騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではキレのいい末脚を披露したが、3着に終わった。

5月18日、約3か月の間隔を開けて迎えた17戦目は、川又賢治騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（京都芝1800m 外回り曇/稍重）に出走。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず4着に敗れた。

6月14日、中3週で迎えた18戦目は、3歳以上1勝クラスの奥尻特別（函館芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川又賢治騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では切れる脚を使えず8着に敗れた。

6月28日、中1週で迎えた19戦目は、3歳以上1勝クラス（函館芝1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で川又賢治騎手（2戦0勝）。16頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを11番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で急追したが、抜け出したマイスターヴェルクを差し切れず、2馬身差の2着となった。

7月13日、中1週で迎えた20戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（函館芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で川又賢治騎手（3戦0勝）。14頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず6着に敗れた。

11月16日、約4か月の休み明けで迎えた21戦目は、3歳以上1勝クラス（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で川又賢治騎手（4戦0勝）。16頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではキレのある末脚を繰り出し、3着に入った。