ピコイチ（2021年生、母アヴァール）

経歴

デビュー前

1歳のとき、チャンピオンズファームから「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、石部高史によって1,870万円で落札された。

澤佳宏厩舎（大井）へ入厩。

2歳（2023年）

6月9日、デビュー戦は矢野貴之騎手を鞍上に据えて、2歳（大井ダート1400m 曇/不良）に出走。馬体重は490kg。5頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。先頭に立ち、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のラズワルドラピスに8馬身の差をつけて初白星を挙げた。

8月3日、中7週で迎えた2戦目は、2歳戦のカワセミ特別（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で矢野貴之騎手（1戦1勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のフォルトリアンに6馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

9月21日、中6週で迎えた3戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、2歳戦の北区飛鳥山公園150周年記念賞（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。5頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のトレーナーチョイスに7馬身の差をつけて負け無しの3連勝を決めた。

10月31日、中5週で迎えた4戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、2歳S1のハイセイコー記念（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず6着に敗れた。

3歳（2024年）

3月22日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた5戦目は、3歳（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は矢野貴之騎手（2戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が鈍り6着に敗れた。

6月12日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から14kg絞って迎えた6戦目は、岩橋勇二騎手を鞍上に迎えて、ツツジ特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のワイルドラヴを3/4馬身振り切って4勝目を手に入れた。

7月11日、中3週で迎えた7戦目は、落合玄太騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの星雲賞（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では堅調な伸びを見せたが、勝ったトラジロウに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

8月15日、中4週で迎えた8戦目は、3歳Jpn3の北海道スプリントカップ（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で落合玄太騎手（1戦0勝）。13頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず9着に終わった。

10月2日、中6週で迎えた9戦目は、吉村智洋騎手を鞍上に迎えて、棋士のまち加古川特別（園田ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では鬼脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のヤマニンリジッドに2馬身半の差をつけて断然の支持に応えた。

11月7日、中4週で迎えた10戦目は、3歳戦の楠賞（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉村智洋騎手（1戦1勝）。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では脚を伸ばせず8着に敗れた。