ナイスイタリアン（2012年生、母マキノコーラルシー）

ナイスイタリアン（2012年3月19日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「素的なイタリア人」。毛色は鹿毛。種牡馬のステイゴールド（当時18歳）と交配したマキノコーラルシーが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は木村牧場。戦績は、中央平地6戦0勝、地方11戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2015年の3歳。

経歴

デビュー前

鈴木伸尋厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2014年）

11月30日、デビュー戦はG.ブノワ騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝2000m 曇/良）に出走。馬体重は490kg。10頭立ての9番人気で大外10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びあぐねて5着に終わった。

3歳（2015年）

4月11日、約4か月半の休養明けで迎えた2戦目は、原田和真騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1700m 雨/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では伸びあぐねて11着に敗れた。

5月10日、中3週で迎えた3戦目は、井上敏樹騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず12着に敗れた。

5月17日、連闘で迎えた4戦目は、L.オールプレス騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝2400m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ややスローペースでレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が鈍り11着に終わった。

7月12日、中7週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は原田和真騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、後続との差を5馬身以上保って、スローペースで馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は勢いを失って15着に終わった。

8月22日、中5週で迎えた6戦目は、宮崎北斗騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝2000m 曇/良）に出走。18頭立ての17番人気で14番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では今一つ伸び切れず12着に終わった。

10月7日、中6週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた7戦目は、秋元耕成騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のJ-PLACE船橋2周年記念（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。11頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、4着に終わった。

10月28日、中2週で迎えた8戦目は、3歳（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で秋元耕成騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るハイパワーストームを異次元の末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

11月13日、中1週で迎えた9戦目は、一般C2十一十二（船橋ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で秋元耕成騎手（2戦1勝）。12頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では脚を伸ばせず11着に敗れた。

12月3日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた10戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、長野県畜産会長賞（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では全く伸びず10着に敗れた。

12月18日、中1週で迎えた11戦目は、ハンデ戦の3歳C2（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で町田直希騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、伸びてきたブーケオブローズ決め手に屈してアタマ差の2着となった。

4歳（2016年）

1月7日、中2週で迎えた12戦目は、一般C2六七（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で町田直希騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず7着に敗れた。

2月3日、中3週で迎えた13戦目は、一般C2八九（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で町田直希騎手（3戦0勝）。11頭立ての7番人気で大外11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天性の負けじ心を発揮してゴールまで力闘し、4着に入り込んだ。

3月10日、中4週で迎えた14戦目は、一般C2十十一（船橋ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で町田直希騎手（4戦0勝）。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では脚が残っておらず7着に敗れた。

3月24日、中1週で迎えた15戦目は、幸手桜まつり賞（浦和ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で町田直希騎手（5戦0勝）。11頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

4月26日、中4週で迎えた16戦目は、からたち賞（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は秋元耕成騎手（3戦1勝）。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では目立つような脚を使えず6着に敗れた。

5月12日、中1週で迎えた17戦目は、楢崎功祐騎手を鞍上に迎えて、緑陰特別（川崎ダート2000m 晴/稍重）に出走。11頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず11着に終わった。