ピアリ（2021年生、母パーシーズベスト）

ピアリ（2021年1月31日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「ペルシャ神話に登場する妖精。母名より連想」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のロードカナロア（当時13歳）と交配したパーシーズベストが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地6戦0勝、地方11戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は2024年の一般C4-2。

経歴

デビュー前

安田隆行厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2023年）

12月28日、デビュー戦は北村友一騎手を鞍上に据えて、2歳戦のメイクデビュー阪神（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。馬体重は472kg。14頭立ての4番人気で大外14番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず7着に敗れた。

3歳（2024年）

1月27日、中3週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で北村友一騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではいいところがなく7着に敗れた。

3月24日、中7週で迎えた3戦目は、B.ムルザバエフ騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京芝2000m 小雨/重）に出走。18頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり9着に終わった。

4月13日、中2週で迎えた4戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びあぐねて8着に終わった。

6月9日、中7週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた5戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都芝1600m 曇/稍重）に出走。18頭立ての6番人気で大外18番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が鈍り17着に敗れた。

7月21日、中5週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は北村友一騎手（2戦0勝）。14頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では末脚が振るわず13着に敗れた。

8月20日、中3週で迎えた7戦目は、黒沢愛斗騎手を鞍上に迎えて、一般C4-3（門別ダート1200m 曇/重）に牝馬ながら55kgの斤量を背負って出走。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では息の長い末脚を繰り出したが、3着に終わった。

9月3日、中1週で迎えた8戦目は、優駿の里安平町谷川農園特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で黒沢愛斗騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

9月19日、中1週で迎えた9戦目は、一般C4-2（門別ダート1200m 晴/良）に牝馬ながら55kgの斤量を背負って出走。鞍上は3戦連続で黒沢愛斗騎手（2戦0勝）。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では目を引く伸びを見せたが、伸びてきたヤマニンファリダ決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。

10月3日、中1週で迎えた10戦目は、一般C4-2（門別ダート1200m 曇/良）に牝馬ながら55kgの斤量を背負って出走。鞍上は4戦連続で黒沢愛斗騎手（3戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

10月17日、中1週で迎えた11戦目は、石川倭騎手を鞍上に迎えて、一般C4-2（門別ダート1200m 晴/稍重）に牝馬ながら55kgの斤量を背負って出走。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では驚異的な末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のオールドマインに2馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

11月6日、中2週で迎えた12戦目は、一般C22 C41（門別ダート1200m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で石川倭騎手（1戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では卓抜な伸び脚で急追したが、勝ったシークレットロゴに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

12月25日、中6週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた13戦目は、中田貴士騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切り、3着に入った。

4歳（2025年）

1月30日、中4週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた14戦目は、4歳以上C2一（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中田貴士騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。最後は失速してしまい8着に敗れた。

9月12日、約7か月半の休み明けで迎えた15戦目は、3歳以上C3一（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で中田貴士騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚に勢いがなく7着に敗れた。

10月3日、中2週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた16戦目は、3歳以上C3一（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で中田貴士騎手（3戦0勝）。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず9着に終わった。

10月24日、中2週で迎えた17戦目は、井上幹太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C3一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではいいところがなく8着に終わった。