マヤノクローバー（1986年生、母セントオープン）

マヤノクローバー（1986年5月21日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のハギノカムイオー（当時7歳）と交配したセントオープンが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）日高大洋牧場。戦績は、中央平地19戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は1989年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

坂口正大厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1989年）

6月11日、デビュー戦は田原成貴騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/重）に出走。馬体重は416kg。14頭立ての7番人気で大外14番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では自慢の末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のジョーシェラネバダに2馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

7月1日、中2週で迎えた2戦目は、牝馬限定4歳400万下のなでしこ賞（中京芝2000m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で田原成貴騎手（1戦1勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に敗れた。

8月5日、中4週で迎えた3戦目は、4歳以上400万下の牧園特別（小倉芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で田原成貴騎手（2戦1勝）。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。端に立つ形となり、極端なスローペースで馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はバテてしまい6着に終わった。

8月19日、中1週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた4戦目は、4歳以上400万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で田原成貴騎手（3戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では余力が残っておらず10着に敗れた。

9月3日、中1週で迎えた5戦目は、南井克巳騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下（小倉ダート1700m 晴/重）に出走。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に敗れた。

4歳（1990年）

5月20日、約8か月半の休み明けで迎えた6戦目は、丸山勝秀騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（阪神芝1600m 晴/良）に出走。15頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

6月2日、中1週で迎えた7戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸山勝秀騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に敗れた。

6月16日、中1週で迎えた8戦目は、5歳以上500万下（中京芝1200m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で丸山勝秀騎手（2戦0勝）。16頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で猛進したが、勝ったドリームジャパンにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着となった。

7月1日、中1週で迎えた9戦目は、5歳以上500万下（中京芝1200m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で丸山勝秀騎手（3戦0勝）。16頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず6着に敗れた。

7月22日、中2週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下の筑紫特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で丸山勝秀騎手（4戦0勝）。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では決め手に欠いて6着に敗れた。

8月12日、中2週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で丸山勝秀騎手（5戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではものすごい伸び脚で急追したが、抜け出したマイスーパーマンにクビ差届かず2着に甘んじた。

8月26日、中1週で迎えた12戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で丸山勝秀騎手（6戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では超凡な末脚を繰り出したが、3着に終わった。

9月2日、連闘で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で丸山勝秀騎手（7戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。

10月27日、中7週で迎えた14戦目は、西園正都騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の久慈川特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず9着に敗れた。

11月4日、連闘で迎えた15戦目は、4歳以上500万下の原町特別（福島ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で西園正都騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では決め手が足りず5着に終わった。

11月11日、連闘で迎えた16戦目は、4歳以上500万下の須賀川特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で西園正都騎手（2戦0勝）。11頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず8着に終わった。

5歳（1991年）

1月19日、中9週で迎えた17戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は丸山勝秀騎手（8戦0勝）。11頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい6着に終わった。

2月2日、中1週で迎えた18戦目は、土肥幸広騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての4番人気に推されて12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず9着に敗れた。

2月17日、中1週で迎えた19戦目は、5歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で土肥幸広騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では切れる脚を使えず16着に敗れた。