ハタノサンドリヨン（2015年生、母ハタノメドゥーサ）

ハタノサンドリヨン（2015年3月9日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のヨハネスブルグ（当時16歳）と交配したハタノメドゥーサが8歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は有限会社グッドラック・ファーム。2017年のローレル賞(牝S3)で2着に入った他、2018年の川崎若葉オープンで3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、グッドラック・ファームから「北海道サマーセールサラブレッド1歳」と「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場されたがいずれも主取りとなった。

安田武広厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2017年）

5月31日、デビュー戦は松井伸也騎手を鞍上に据えて、牝馬限定2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は434kg。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

6月21日、中2週で迎えた2戦目は、阿部龍騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1000m 曇/良）に出走。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のナツミプレジールに2馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

7月18日、中3週で迎えた3戦目は、2歳オープンのウィナーズチャレンジ4（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で阿部龍騎手（1戦1勝）。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って9着に終わった。

8月23日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、中野省吾騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のサンライズ賞（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて楽々と抜け出し、最後は2着のヴァンルモンテに3馬身の差をつけて2勝目を手に入れた。

9月19日、中3週で迎えた5戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、2歳戦の新星特別（浦和ダート1500m 晴/稍重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では強烈な末脚を炸裂させて楽々と抜け出し、最後は2着のベニアカリに4馬身の差をつけて単勝一倍台の期待に応えた。

10月13日、中2週で迎えた6戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳戦の小町特別（川崎ダート1500m 雨/重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、ピースフルジョイに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

11月7日、中3週で迎えた7戦目は、牝馬限定2歳S3のローレル賞（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で驀進したが、勝ったゴールドパテックにねじ伏せられて1馬身差の2着となった。

3歳（2018年）

2月14日、約3か月半の休み明けで迎えた8戦目は、牝馬限定3歳S2のユングフラウ賞（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は中野省吾騎手（1戦1勝）。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に敗れた。

3月21日、中4週で迎えた9戦目は、瀧川寿希也騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳S1の桜花賞（浦和ダート1600m 雪/不良）に出走。10頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では全く伸びず6着に終わった。

4月13日、中2週で迎えた10戦目は、牝馬限定3歳戦のラヴァリーフリッグ・メモリアル（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は森泰斗騎手（2戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で追い上げたが、勝ったミスサハラに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

5月17日、中4週で迎えた11戦目は、3歳オープンの川崎若葉オープン（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（3戦0勝）。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

6月26日、中5週で迎えた12戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、3歳S2の優駿スプリント（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての16番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位には届かず6着に終わった。

9月26日、約3か月の休養明けで迎えた13戦目は、西啓太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定戦のシンデレラチャレンジ3（大井ダート1400m 雨/不良）に出走。11頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

10月16日、中2週で迎えた14戦目は、牝馬限定3歳オープンのサルビアカップ（川崎ダート2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で西啓太騎手（1戦0勝）。8頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では伸びが鈍く6着に終わった。

11月6日、中2週で迎えた15戦目は、牝馬限定戦のさざんか賞（船橋ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で西啓太騎手（2戦0勝）。13頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では決め手が足りず9着に敗れた。

4歳（2019年）

5月3日、約6か月の休み明けで迎えた16戦目は、ハンデ戦の皐月特別（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は山崎誠士騎手（1戦1勝）。11頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず11着に終わった。

5月23日、中2週で迎えた17戦目は、薫風賞（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山崎誠士騎手（2戦1勝）。13頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って10着に終わった。

6月23日、中3週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた18戦目は、栗原大河騎手を鞍上に迎えて、楽天競馬ポッ娘・津田麻莉奈賞（金沢ダート1900m 曇/稍重）に出走。6頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はガス欠状態になり6着に終わった。

7月7日、中1週で迎えた19戦目は、七夕スプリント特別（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で栗原大河騎手（1戦0勝）。6頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。ハナに立ち、リードを2馬身以上保って、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ3着に沈んだ。

7月23日、中1週で迎えた20戦目は、地方重賞の金沢スプリントカップ（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で栗原大河騎手（2戦0勝）。10頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず7着に終わった。

8月6日、中1週で迎えた21戦目は、楽天競馬でおトクに楽しい金沢けいば特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で栗原大河騎手（3戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり8着に敗れた。

9月3日、中3週で迎えた22戦目は、藤本現暉騎手を鞍上に迎えて、クロユリ特別（金沢ダート1900m 晴/重）に出走。7頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って6着に終わった。

11月13日、中9週で迎えた23戦目は、藤原幹生騎手を鞍上に迎えて、ポインセチア特別（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚が上がってしまい8着に終わった。

11月21日、連闘で迎えた24戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、古太尽特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。7頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は一杯になって6着に終わった。

12月4日、中1週で迎えた25戦目は、島崎和也騎手を鞍上に迎えて、初雪特別（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。10頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず5着に終わった。

12月29日、中3週で迎えた26戦目は、岐阜新聞・岐阜放送杯（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で島崎和也騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後はバタバタになってしまい9着に終わった。

5歳（2020年）

1月7日、連闘で迎えた27戦目は、新春特別（笠松ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で島崎和也騎手（2戦0勝）。7頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず3着に終わった。

1月20日、中1週で迎えた28戦目は、睦月特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で島崎和也騎手（3戦0勝）。9頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。最後は勢いを失って9着に終わった。

2月3日、中1週で迎えた29戦目は、こぶし特別（笠松ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で島崎和也騎手（4戦0勝）。6頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず6着に終わった。

2月17日、中1週で迎えた30戦目は、白梅賞（笠松ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で島崎和也騎手（5戦0勝）。9頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びあぐねて4着に終わった。

3月4日、中1週で迎えた31戦目は、早春特別（笠松ダート1600m 雨/良）に出走。鞍上は7戦連続で島崎和也騎手（6戦0勝）。10頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く9着に終わった。