ベジャール（2019年生、母エスジーブルーム）

ベジャール（2019年3月12日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「人名より。父母名より連想」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のモーリス（当時8歳）と交配したエスジーブルームが11歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は辻牧場。2022年の毎日杯(G3)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

田中博康厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2021年）

9月11日、デビュー戦は田辺裕信騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝2000m 曇/良）に出走。馬体重は546kg。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では伸びあぐねて5着に敗れた。

12月26日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた2戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で急追したが、勝ったデインティハートに詰め切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

3歳（2022年）

1月29日、中4週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続でC.ルメール騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のフォーグッドをアタマ差振り切って初白星を挙げた。

3月26日、中7週で迎えた4戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、3歳G3の毎日杯（阪神芝1800m 外回り小雨/稍重）に出走。重賞競走への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。10頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、抜け出したピースオブエイトに3/4馬身届かず2着となった。

7月3日、約3か月半の休み明けで迎えた5戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳ハンデG3のラジオNIKKEI賞（福島芝1800m 晴/良）に出走。13頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚勢が衰えて12着に敗れた。

9月19日、約2か月半の間隔を開けて迎えた6戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、3歳G2のセントライト記念（中山芝2200m 外回り曇/稍重）に出走。13頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では見所を作れず10着に終わった。

11月5日、中6週で迎えた7戦目は、3歳以上3勝クラスのノベンバーステークス（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村友一騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

11月27日、中2週で迎えた8戦目は、3歳以上3勝クラスのウェルカムステークス（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で北村友一騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びが鈍く8着に敗れた。

4歳（2023年）

1月29日、中8週で迎えた9戦目は、4歳以上3勝クラスの節分ステークス（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず7着に敗れた。

2月19日、中2週で迎えた10戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、4歳以上3勝クラスの武庫川ステークス（阪神芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。14頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

5月7日、約2か月半の間隔を開けて迎えた11戦目は、4歳以上3勝クラスの湘南ステークス（東京芝1600m 雨/良）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（2戦0勝）。13頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では瞬発力に富んだ末脚を繰り出し、3着に入った。

5月28日、中2週で迎えた12戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、4歳以上3勝クラスの薫風ステークス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではぐいぐいと終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のグランツアーテムをハナ差振り切って久々に美酒を浴びた。

7月23日、中7週で迎えた13戦目は、菅原明良騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3の中京記念（中京芝1600m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では伸びが鈍く15着に終わった。

5歳（2024年）

2月11日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた14戦目は、バレンタインステークス（東京ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は川田将雅騎手（1戦1勝）。15頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。