ハイクロス（2011年生、母リラ）

ハイクロス（2011年4月19日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「アイルランド等で見られる十字架の建造物」。毛色は芦毛。種牡馬のスピードワールド（当時17歳）と交配したリラが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）スピードファーム。戦績は、中央平地15戦0勝、地方8戦0勝。

経歴

デビュー前

和田正道厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2013年）

6月30日、デビュー戦は嶋田純次騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は434kg。13頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい11着に敗れた。

7月6日、連闘で迎えた2戦目は、西村太一騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（福島芝1200m 曇/良）に出走。14頭立ての11番人気で大外14番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず8着に終わった。

10月5日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、杉原誠人騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず5着に終わった。

10月26日、中2週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（新潟芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で杉原誠人騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず6着に終わった。

11月17日、中2週で迎えた5戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。18頭立ての14番人気で17番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず9着に終わった。

12月14日、中3週で迎えた6戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中京芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

3歳（2014年）

1月12日、中3週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松岡正海騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では切れる脚を使えず11着に終わった。

2月22日、中5週で迎えた8戦目は、F.ベリー騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート2100m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天性の闘争本能でゴールまで力闘し、4着に入った。

3月9日、中1週で迎えた9戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての6番人気で大外15番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走したが、5着に終わった。

3月29日、中2週で迎えた10戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1800m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びが劣勢になり7着に敗れた。

5月4日、中4週で迎えた11戦目は、3歳未勝利（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は松岡正海騎手（2戦0勝）。14頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、5着に終わった。

5月18日、中1週で迎えた12戦目は、3歳未勝利（新潟芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は吉田隼人騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず7着に敗れた。

6月14日、中3週で迎えた13戦目は、木幡初也騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート2100m 晴/重）に53kgの軽斤量で出走。12頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に終わった。

6月29日、中1週で迎えた14戦目は、伴啓太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート2100m 晴/重）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張り、5着に入り込んだ。

7月20日、中2週で迎えた15戦目は、田中博康騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館芝2600m 曇/良）に出走。16頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では今一つ伸び切れず10着に終わった。

12月26日、約5か月半の休み明けで迎えた16戦目は、瀬川将輝騎手を鞍上に迎えて、ディセンバー特別（大井ダート1800m 晴/稍重）に出走。15頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。最後はバタバタになってしまい15着に敗れた。

4歳（2015年）

1月20日、中3週で迎えた17戦目は、一般C2六七八（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で瀬川将輝騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では決め手に欠いて16着に終わった。

2月3日、中1週で迎えた18戦目は、繁田健一騎手を鞍上に迎えて、一般C2七八九（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。15頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を発揮し、4着に入り込んだ。

2月23日、中2週で迎えた19戦目は、一般C2七八（大井ダート1600m 内回り晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で繁田健一騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では瞬発力に富んだ末脚を繰り出し、3着に入った。

3月16日、中2週で迎えた20戦目は、一般C2五六（大井ダート1600m 内回り雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で繁田健一騎手（2戦0勝）。14頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では瞬発力に富んだ末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

4月6日、中2週で迎えた21戦目は、一般C2五六七（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で繁田健一騎手（3戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には食い込めず9着に敗れた。

4月20日、中1週で迎えた22戦目は、一般C2五六七（大井ダート1600m 内回り雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で繁田健一騎手（4戦0勝）。14頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走したが、5着に終わった。

5月18日、中3週で迎えた23戦目は、一般C2四五（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で繁田健一騎手（5戦0勝）。11頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では今一つ伸び切れず5着に敗れた。