リマンド（2004年生、母キタサンウィッシュ）

リマンド（2004年3月18日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「送還する」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のグレートサクセス（当時10歳）と交配したキタサンウィッシュが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は八島夕起子。戦績は、地方15戦4勝2着3回。主な勝ち鞍は2007年の3歳。

経歴

デビュー前

原口次夫厩舎（名古屋）へ入厩。

3歳（2007年）

5月24日、デビュー戦は柴田直樹騎手を鞍上に据えて、3歳戦の祝梅田えりか生誕16周年記念（名古屋ダート800m 晴/良）に出走。馬体重は473kg。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では迫力十分の伸び脚で猛追したが、勝ったサンケイサウージに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

6月8日、中1週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた2戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田直樹騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見せ場を作れず4着に敗れた。

7月13日、中4週で馬体重を前走から7kg戻して迎えた3戦目は、竹下太騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1400m 雨/不良）に出走。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では堅実に脚を伸ばしたが、勝ったマイネルレシタールにねじ伏せられて1馬身差の2着となった。

8月1日、中2週で迎えた4戦目は、戸部尚実騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では弾けるような伸び脚で追い上げたが、勝ったホウライクリスに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

8月10日、連闘で迎えた5戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は柴田直樹騎手（2戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のミリアーナに5馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

9月4日、中3週で迎えた6戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田直樹騎手（3戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

9月19日、中1週で迎えた7戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田直樹騎手（4戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

10月2日、中1週で迎えた8戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で柴田直樹騎手（5戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では鋭さ光る末脚を披露したが、3着に終わった。

11月30日、中7週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた9戦目は、加藤誓二騎手を鞍上に迎えて、一般C33（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず5着に敗れた。

12月18日、中2週で迎えた10戦目は、一般C26（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は柴田直樹騎手（6戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るエヴァソーマッチを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

4歳（2008年）

1月1日、中1週で迎えた11戦目は、一般C24（名古屋ダート800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で柴田直樹騎手（7戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に敗れた。

1月14日、中1週で迎えた12戦目は、一般C29（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田直樹騎手（8戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く9着に敗れた。

4月15日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた13戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、一般C23（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るダブルトークを次元の違う末脚で交わし去り、最後は5馬身の差をつけて下馬評通りの実力を証明した。

5月5日、中2週で迎えた14戦目は、広尾サポート倶楽部賞（名古屋ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきちんと終いの脚を伸ばして、最後は2着のレッドホークをハナ差振り切って単勝一倍台の期待に応えた。

5月21日、中1週で迎えた15戦目は、一般C16（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岡部誠騎手（2戦2勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではパワフルな末脚を発揮したが、3着に終わった。