キョウエイグリント（1989年生、母インクローバー）

キョウエイグリント（1989年3月20日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のGlint of Gold（当時11歳）と交配したインクローバーが6歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）インターナシヨナル牧場。戦績は、中央平地27戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は1994年の5歳以上500万下。

経歴

デビュー前

尾形盛次厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1992年）

2月8日、デビュー戦は塚越一弘騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（東京ダート1400m 曇/良）に出走。馬体重は466kg。12頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に終わった。

2月22日、中1週で迎えた2戦目は、4歳新馬（東京芝1800m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で塚越一弘騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く8着に終わった。

3月7日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、4歳未勝利（中山ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で塚越一弘騎手（2戦0勝）。16頭立ての16番人気で大外16番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では速い脚を使えず13着に終わった。

3月29日、中2週で迎えた4戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中山ダート1200m 雨/重）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず13着に終わった。

4月12日、中1週で迎えた5戦目は、浜野谷憲尚騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中山ダート1200m 曇/不良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず10着に終わった。

5月10日、中3週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（東京芝1400m 曇/重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で浜野谷憲尚騎手（1戦0勝）。13頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には食い込めず7着に終わった。

5月30日、中2週で迎えた7戦目は、沢昭典騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（東京芝1600m 小雨/良）に53kgの軽斤量で出走。15頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では出色の末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

6月13日、中1週で迎えた8戦目は、4歳未勝利（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で沢昭典騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では切れ味光る末脚を披露したが、3着に終わった。

7月5日、中2週で迎えた9戦目は、4歳未勝利（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で沢昭典騎手（2戦0勝）。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

7月25日、中2週で迎えた10戦目は、郷原洋司騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（新潟芝2000m 外回り晴/良）に52kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには参加できず6着に敗れた。

8月15日、中2週で迎えた11戦目は、4歳未勝利（新潟芝2000m 外回り晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で郷原洋司騎手（1戦0勝）。13頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場なく7着に敗れた。

8月30日、中1週で迎えた12戦目は、水野貴広騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（新潟芝2000m 外回り晴/良）に52kgの軽斤量で出走。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず9着に終わった。

9月26日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた13戦目は、4歳未勝利（中山芝2000m 雨/稍重）に出走。鞍上は沢昭典騎手（3戦0勝）。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で急追したが、抜け出したダーリングエスパーを捕まえ切れず、1馬身半差の2着となった。

10月17日、中2週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた14戦目は、鈴木寿騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島芝2000m 晴/稍重）に出走。16頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線に入ると、前で粘るトウカイマルスを鮮烈な末脚で半馬身差し切って待望の初勝利を挙げた。

11月8日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は沢昭典騎手（4戦0勝）。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

11月22日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（東京芝1800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で沢昭典騎手（5戦0勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く5着に敗れた。

12月12日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は鈴木寿騎手（1戦1勝）。13頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい7着に敗れた。

4歳（1993年）

1月5日、中2週で迎えた18戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は沢昭典騎手（6戦0勝）。16頭立ての12番人気で15番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚が振るわず12着に終わった。

2月7日、中4週で迎えた19戦目は、蓑田早人騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下の秋吉台特別（小倉芝1800m 晴/良）に出走。9頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚が残っておらず5着に終わった。

2月20日、中1週で迎えた20戦目は、5歳以上500万下（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で蓑田早人騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が衰えて11着に敗れた。

5歳（1994年）

1月6日、約10か月半の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた21戦目は、小林淳一騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で11番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では末脚に勢いがなく14着に終わった。

1月29日、中2週で迎えた22戦目は、中野栄治騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（小倉芝2600m 曇/重）に出走。12頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には食い込めず5着に終わった。

2月19日、中2週で迎えた23戦目は、5歳以上500万下の遠賀川特別（小倉芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中野栄治騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

3月6日、中1週で迎えた24戦目は、5歳以上500万下の筑前特別（小倉芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で中野栄治騎手（2戦0勝）。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では切れる脚を使えず5着に敗れた。

3月19日、中1週で迎えた25戦目は、5歳以上500万下（小倉芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で中野栄治騎手（3戦0勝）。14頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るヤマニンマークを次元の違う末脚で半馬身差し切って久しぶりに勝利を挙げた。

7月23日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた26戦目は、4歳以上500万下（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は塚越一弘騎手（3戦0勝）。16頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切り、4着に入った。

8月7日、中1週で迎えた27戦目は、4歳以上500万下の若戸特別（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で塚越一弘騎手（4戦0勝）。11頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚が振るわず8着に敗れた。