シゲルオナベノカタ（2007年生、母ベネットクィーン）

シゲルオナベノカタ（2007年3月11日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋お鍋の方」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のバゴ（当時6歳）と交配したベネットクィーンが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は藤本ファーム。戦績は、中央平地5戦0勝、地方23戦7勝2着1回。主な勝ち鞍は2010年の3歳。

経歴

デビュー前

1歳のとき、石郷岡雅樹から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、JRA日本中央競馬会によって420万円で落札された。2歳のとき、日本中央競馬会から「JRAブリーズアップセールサラブレッド2歳」に上場され、森中蕃によって577.5万円で落札された。

服部利之厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2009年）

7月26日、デビュー戦は渡辺薫彦騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1200m 雨/不良）に出走。馬体重は444kg。12頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず12着に終わった。

8月30日、中4週で迎えた2戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（小倉芝1200m 曇/良）に出走。10頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず8着に終わった。

9月20日、中2週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で上村洋行騎手（1戦0勝）。11頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず11着に終わった。

3歳（2010年）

2月17日、約5か月の休養明けで迎えた4戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の水晶山特別（園田ダート1400m 曇/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。11頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではキレのいい末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

3月6日、中1週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた5戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1200m 雨/不良）に出走。16頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では見所を作れず12着に終わった。

3月27日、中2週で迎えた6戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1700m 晴/重）に出走。16頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず14着に終わった。

4月29日、中4週で馬体重を前走から17kg増やして迎えた7戦目は、尾林幸彦騎手を鞍上に迎えて、3歳（荒尾ダート1300m 晴/重）に出走。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のピカピカジョオーに3馬身の差をつけて初白星を挙げた。

5月8日、連闘で馬体重を前走から10kg絞って迎えた8戦目は、3歳（荒尾ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で尾林幸彦騎手（1戦1勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったサチノプレンティから1馬身半差の2着に敗北した。

5月27日、中2週で馬体重を前走から9kg戻して迎えた9戦目は、3歳（荒尾ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で尾林幸彦騎手（2戦1勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のミルクアーモンドに9馬身の差をつけて断然人気に応えた。

6月18日、中2週で迎えた10戦目は、3歳（荒尾ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で尾林幸彦騎手（3戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のシックスランナーに4馬身の差をつけて断然人気に応えた。

7月16日、中3週で迎えた11戦目は、K2さんニコ殿堂入り乙!杯（荒尾ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で尾林幸彦騎手（4戦3勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のホーマンラブリーに7馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

7月23日、連闘で迎えた12戦目は、3歳戦の荒尾商工会議所杯（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で尾林幸彦騎手（5戦4勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。5着に敗れた。

9月9日、中6週で迎えた13戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳（川崎ダート1400m 晴/重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のカズノプリサイスに4馬身の差をつけて5勝目を手中に収めた。

9月28日、中2週で迎えた14戦目は、3歳（川崎ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では不屈のファイティングスピリットで渋太く粘り込んで先頭をうかがい、最後は2着のダイワブリリアントをアタマ差振り切って勝利を手に入れた。

10月12日、中1週で迎えた15戦目は、牝馬限定のハンデ戦の一般C2（浦和ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で戸崎圭太騎手（2戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

11月15日、中4週で迎えた16戦目は、一般C2二三四（川崎ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で戸崎圭太騎手（3戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

11月22日、連闘で馬体重を前走から12kg減らして迎えた17戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、一般C2五六（浦和ダート1500m 曇/稍重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では脚を伸ばせず9着に敗れた。

12月13日、中2週で迎えた18戦目は、一般C2三四五（川崎ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（4戦2勝）。13頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず5着に敗れた。

4歳（2011年）

1月2日、中2週で迎えた19戦目は、一般C2七八（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（5戦2勝）。14頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く13着に終わった。

1月26日、中2週で迎えた20戦目は、一般C2七八九（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で戸崎圭太騎手（6戦2勝）。12頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では今一つ伸び切れず11着に終わった。

4月13日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から11kg減らして迎えた21戦目は、水野貴史騎手を鞍上に迎えて、一般C2二三四（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい10着に終わった。

5月18日、中4週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた22戦目は、増田充宏騎手を鞍上に迎えて、一般C2十一十二（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。13頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず7着に終わった。

6月1日、中1週で迎えた23戦目は、一般C2九十（浦和ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で増田充宏騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場なく6着に終わった。

6月16日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた24戦目は、手塚茂川崎競馬応援（川崎ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で増田充宏騎手（2戦0勝）。14頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に終わった。

7月28日、中5週で迎えた25戦目は、一般C2十十一（川崎ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で増田充宏騎手（3戦0勝）。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く6着に終わった。

8月24日、中3週で迎えた26戦目は、月田川特選（荒尾ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は尾林幸彦騎手（6戦4勝）。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。最後は、2着のブライダルヒミコに1馬身の差をつけて制した。

9月8日、中1週で迎えた27戦目は、桜島特別（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で尾林幸彦騎手（7戦5勝）。7頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。3着に敗れた。

9月23日、中1週で迎えた28戦目は、田中純騎手を鞍上に迎えて、秋分の日特選（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。7着に敗れた。