トウカイハスラー（1998年生、母トウカイスコール）

トウカイハスラー（1998年2月16日）は、日本の競走馬。毛色は鹿毛。種牡馬のトウカイテイオー（当時10歳）と交配したトウカイスコールが17歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）松栄牧場。戦績は、中央平地15戦1勝2着1回、地方9戦1勝。主な勝ち鞍は2001年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

中村均厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2000年）

10月15日、デビュー戦は後藤浩輝騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝1400m 曇/良）に出走。馬体重は462kg。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を繰り出したが、3着に終わった。

3歳（2001年）

3月17日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた2戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 小雨/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では息の長い末脚を繰り出したが、3着に終わった。

4月22日、中4週で迎えた3戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のスーパージーンに1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

9月30日、約5か月半の休養明けで迎えた4戦目は、渡辺薫彦騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神芝2000m 小雨/良）に出走。14頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切り、3着に入った。

10月13日、中1週で迎えた5戦目は、坂井千明騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の春日山特別（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が衰えて7着に敗れた。

10月28日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、3歳以上500万下の霊山特別（福島芝2000m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井千明騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、5着に終わった。

11月11日、中1週で迎えた7戦目は、3歳以上500万下（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は佐藤哲三騎手（1戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、勝ったミルキータイクーンにねじ伏せられて2馬身半差の2着に敗北した。

4歳（2002年）

3月10日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた8戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。13頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では天性の勝負根性でゴールまで力闘したが、4着に終わった。

3月24日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（中京ダート2300m 晴/良）に出走。鞍上は後藤浩輝騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では伸びが劣勢になり10着に敗れた。

4月20日、中3週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（新潟芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は佐藤哲三騎手（2戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではパワフルな末脚を繰り出したが、4着に終わった。

5月3日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤哲三騎手（3戦1勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには絡めず4着に敗れた。

6月2日、中3週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（中京芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤哲三騎手（4戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

10月26日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から16kg減らして迎えた13戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で佐藤哲三騎手（5戦1勝）。15頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張り、3着に入った。

11月10日、中1週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた14戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で佐藤哲三騎手（6戦1勝）。11頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に敗れた。

11月24日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた15戦目は、3歳以上500万下（福島芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は坂井千明騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

5歳（2003年）

10月23日、約11か月の休み明けで迎えた16戦目は、長谷川浩大騎手を鞍上に迎えて、揖保川特別（園田ダート1400m 晴/重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず7着に敗れた。

11月10日、中2週で迎えた17戦目は、虎渓山特別（笠松ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で長谷川浩大騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では目立つような脚を使えず4着に敗れた。

12月2日、中2週で迎えた18戦目は、名古屋チャレンジカップガイア賞（名古屋ダート1900m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で長谷川浩大騎手（2戦0勝）。11頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。10着に敗れた。

6歳（2004年）

2月2日、中8週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた19戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、一般C1一（川崎ダート1600m 雨/稍重）に出走。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚が冴えず5着に敗れた。

2月27日、中3週で迎えた20戦目は、観梅特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で酒井忍騎手（1戦0勝）。13頭立ての8番人気で大外13番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦し、3着に入り込んだ。

3月26日、中3週で迎えた21戦目は、朧月特別（川崎ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で酒井忍騎手（2戦0勝）。13頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず8着に敗れた。

4月27日、中4週で迎えた22戦目は、ハーフムーン特別（川崎ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で酒井忍騎手（3戦0勝）。13頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず5着に終わった。

5月14日、中1週で迎えた23戦目は、薄暑特別（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で酒井忍騎手（4戦0勝）。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では猛烈な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のサンデーマイレディに1馬身半の差をつけて久々に勝利を挙げた。

6月9日、中3週で迎えた24戦目は、一般B3二（川崎ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は後藤浩輝騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。競走中止となった。