ブレイク（2007年生、母スイートシシリー）

ブレイク（2007年5月15日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「人気が急上昇する」。毛色は鹿毛。種牡馬のジャングルポケット（当時9歳）と交配したスイートシシリーが15歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡日高町、生産者はシンボリ牧場。戦績は、中央平地16戦0勝2着3回、地方7戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は2011年の春分の日特別(一般B1)。

経歴

デビュー前

2歳のとき、シンボリ牧場から「千葉サラブレッド・セールサラブレッド2歳」に上場され、河合實喜男によって420万円で落札された。

作田誠二厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2009年）

12月12日、デビュー戦は秋山真一郎騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は458kg。15頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではパワフルな末脚を発揮したが、4着に終わった。

12月26日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で秋山真一郎騎手（1戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で急追したが、抜け出したログに3/4馬身届かず2着に敗北した。

3歳（2010年）

1月23日、中3週で迎えた3戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝2000m 曇/良）に出走。18頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり、馬場の外目を通りながら4コーナーを11番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で追い上げたが、抜け出したドリームマジシャンを捕まえ切れず、ハナ差の2着に甘んじた。

2月13日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は秋山真一郎騎手（2戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で猛進したが、伸びてきたセイピーシーズ決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

5月16日、約3か月の休み明けで迎えた5戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。18頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では強靭な末脚を披露したが、5着に終わった。

5月30日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は秋山真一郎騎手（3戦0勝）。17頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、5着に終わった。

6月20日、中2週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（阪神芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は浜中俊騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず6着に敗れた。

8月1日、中5週で迎えた8戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館芝2000m 曇/良）に出走。15頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず9着に敗れた。

8月28日、中3週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた9戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではいい脚を見せられず9着に敗れた。

12月23日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から21kg戻して迎えた10戦目は、繁田健一騎手を鞍上に迎えて、冬萌特別（浦和ダート1600m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に終わった。

4歳（2011年）

1月12日、中2週で迎えた11戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、福寿草特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で追い上げたが、抜け出したトーセンディオールに半馬身届かず2着となった。

2月5日、中2週で迎えた12戦目は、岡崎準騎手を鞍上に迎えて、梅の花特別（福山ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、勝ったモエレパーフェクトから1馬身半差の2着に敗北した。

2月19日、中1週で迎えた13戦目は、パンジー特別（福山ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で岡崎準騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。最後は、2着のモエレパーフェクトをアタマ差制して待望の初勝利を挙げた。

3月6日、中1週で迎えた14戦目は、岡山県馬事畜産振興協議会会長賞（福山ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で岡崎準騎手（2戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。5着に敗れた。

3月21日、中1週で迎えた15戦目は、黒川知弘騎手を鞍上に迎えて、春分の日特別（福山ダート1600m 曇/重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、2着のモエレパーフェクトに1馬身半の差をつけて2勝目を挙げた。

5月7日、中6週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた16戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都芝2000m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で大外12番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず12着に終わった。

5月21日、中1週で迎えた17戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都芝2400m 外回り曇/良）に出走。12頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず10着に終わった。

6月12日、中2週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下（阪神芝2200m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦0勝）。15頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では見所を作れず12着に終わった。

6月25日、中1週で迎えた19戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の香住特別（阪神芝2200m 晴/良）に出走。14頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。最後はバタバタになってしまい11着に終わった。

11月19日、約5か月の休み明けで迎えた20戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で国分優作騎手（1戦0勝）。13頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では目立つような脚を使えず8着に終わった。

5歳（2012年）

3月3日、約3か月半の休み明けで迎えた21戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての17番人気で15番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では鋭い脚を使えず17着に終わった。

3月18日、中1週で迎えた22戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神芝1800m 外回り曇/稍重）に出走。13頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚が振るわず10着に終わった。

5月13日、中7週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた23戦目は、福山記念トライアル（福山ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は黒川知弘騎手（1戦1勝）。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。競走中止となった。