サトノプレシャス（2010年生、母ハニーローズ）

サトノプレシャス（2010年4月5日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋貴重な、尊い」。毛色は栗毛。種牡馬のアグネスタキオン（当時12歳）と交配したハニーローズが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（株）下河辺牧場。戦績は、中央平地15戦1勝2着3回、地方1戦1勝。主な勝ち鞍は2014年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

安田隆行厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2012年）

9月29日、デビュー戦は岩田康誠騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1800m 外回り曇/良）に出走。馬体重は496kg。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、平均ペースで馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の強靭な心肺能力でしぶとく走り抜いたが、勝ったコウセンを半馬身捉え切れず2着に敗北した。

11月3日、中4週で迎えた2戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。13頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では堅調な伸びを見せたが、勝ったオーキッドレイにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

3歳（2013年）

9月14日、約10か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、3歳未勝利（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（1戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に敗れた。

9月28日、中1週で迎えた4戦目は、3歳以上1000万下の芦屋川特別（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（2戦0勝）。14頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが鈍く7着に敗れた。

10月20日、中2週で迎えた5戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート1600m 雨/不良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では詰めが甘くなり、4着に終わった。

11月6日、中1週で迎えた6戦目は、アーバンステージ霜月賞（大井ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（3戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では猛烈な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のメッシをクビ差振り切って初勝利を挙げた。

4歳（2014年）

1月12日、中9週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた7戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（4戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず8着に敗れた。

1月25日、中1週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岩田康誠騎手（5戦1勝）。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では非凡な末脚を披露したが、4着に終わった。

2月15日、中2週で迎えた9戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/重）に出走。14頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では強烈な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のマウントフジをアタマ差振り切って勝利を手に入れた。

5月10日、約3か月の間隔を開けて迎えた10戦目は、4歳以上1000万下の邁進特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（1戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、勝ったエイシンテキサスから3/4馬身差の2着に敗北した。

5月25日、中1週で迎えた11戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの韋駄天ステークス（新潟芝1000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。14頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。8着に敗れた。

7月26日、中8週で迎えた12戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌ダート1000m 雨/稍重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では稲妻のようなを繰り出したが、3着に終わった。

8月9日、中1週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

8月23日、中1週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（3戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず5着に敗れた。

9月7日、中1週で迎えた15戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が衰えて12着に敗れた。

5歳（2015年）

8月16日、約11か月半の休養明けで迎えた16戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌ダート1000m 曇/稍重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天資の負けん気を発揮してゴールまで力戦したが、4着に終わった。