ベルウッドアリイ（2018年生、母プリンセスゴールド）

ベルウッドアリイ（2018年4月29日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+王様(ハワイ語)」。毛色は栗毛。種牡馬のローエングリン（当時19歳）と交配したプリンセスゴールドが17歳のときに産んだ10番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は折手牧場。主な勝ち鞍は2021年の3歳A2。

経歴

デビュー前

1歳のとき、折手牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。同年、折手牧場から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、鈴木照雄によって462万円で落札された。

本間忍厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2020年）

9月26日、デビュー戦は江田照男騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1600m 外回り小雨/稍重）に出走。馬体重は462kg。16頭立ての7番人気で大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では今一つ伸び切れず12着に敗れた。

10月17日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（東京ダート1400m 雨/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では見所を作れず14着に終わった。

3歳（2021年）

1月24日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、秋山稔樹騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 曇/重）に53kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての17番人気で12番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを12番手で通過。直線では今一つ伸び切れず10着に終わった。

2月20日、中3週で迎えた4戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての18番人気で3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では末脚が振るわず14着に終わった。

3月7日、中1週で迎えた5戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝2000m 曇/稍重）に出走。14頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では見所を作れず9着に終わった。

2021年3月11日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

4月4日、中3週で迎えた6戦目は、米倉知騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の令和3年度オープニング賞（金沢ダート1400m 雨/稍重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったシーレカズマを3/4馬身捉え切れず2着に敗北した。

4月13日、連闘で迎えた7戦目は、3歳B（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で米倉知騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るドリップワンを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

4月18日、連闘で迎えた8戦目は、3歳A2（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で米倉知騎手（2戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るベストシーズンを次元の違う末脚でクビ差だけ差し切って断然人気に応えた。

5月10日、中2週で迎えた9戦目は、3歳A2（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で米倉知騎手（3戦2勝）。7頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではスパッとキレる脚で追い上げたが、抜け出したトウカタウルスに半馬身届かず2着に敗北した。

6月8日、中3週で迎えた10戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の金沢芸妓特別（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

6月22日、中1週で迎えた11戦目は、3歳戦のパール特別（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は米倉知騎手（4戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るイクゼファイターズを鮮烈な末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて単勝一倍台の支持に応えた。

7月6日、中1週で迎えた12戦目は、3歳戦の能登舳倉島賞（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で米倉知騎手（5戦3勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

7月20日、中1週で迎えた13戦目は、3歳地方重賞のMRO金賞（金沢ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で米倉知騎手（6戦3勝）。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。競走中止となった。