ラインオブダンス（2017年生、母アドマイヤダンサー）

ラインオブダンス（2017年3月30日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「社交ダンスを踊る時の方向のこと。母名より連想」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のハーツクライ（当時16歳）と交配したアドマイヤダンサーが17歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道白老郡白老町、生産者は（有）社台コーポレーション白老ファーム。主な勝ち鞍は2020年の3歳以上1勝クラス。

経歴

デビュー前

Ｇ１サラブレッドクラブにて総額1,800万円（45万×40口）で一口馬主が募集された。

矢作芳人厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2019年）

7月27日、デビュー戦は石橋脩騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は482kg。18頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮したが、5着に終わった。

9月7日、中5週で迎えた2戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では閃光のような末脚を発揮したが、3着に終わった。

9月29日、中2週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井瑠星騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のアジャストザルートに1馬身3/4の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

10月26日、中3週で迎えた4戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳G3のアルテミスステークス（東京芝1600m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では全く伸びず4着に敗れた。

3歳（2020年）

6月21日、約8か月の休み明けで迎えた5戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず4着に敗れた。

8月29日、中9週で迎えた6戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（小倉芝1800m 晴/良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では勢いよく末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のヤマニンマヒアを3/4馬身振り切って1着ゴールを果たした。

9月20日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた7戦目は、牝馬限定3歳G2の関西テレビ放送賞ローズステークス（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は坂井瑠星騎手（2戦1勝）。18頭立ての13番人気で大外18番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり4位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず9着に終わった。

10月10日、中2週で迎えた8戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの魚沼特別（新潟芝2000m 外回り曇/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では伸びが鈍く9着に敗れた。

12月20日、中9週で迎えた9戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの尾張特別（中京芝2200m 晴/良）に出走。11頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では決め手が足りず11着に敗れた。

4歳（2021年）

1月10日、中2週で迎えた10戦目は、ハンデ戦で4歳以上2勝クラスの渥美特別（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川須栄彦騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後はタレてしまい14着に終わった。

4月18日、約3か月半の休養明けで迎えた11戦目は、団野大成騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの須磨特別（阪神芝1800m 外回り曇/稍重）に出走。7頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は減速してしまい7着に終わった。

4月24日、連闘で迎えた12戦目は、4歳以上2勝クラスの丹波特別（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は川須栄彦騎手（2戦0勝）。11頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず5着に敗れた。

11月7日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた13戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。14頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず13着に終わった。

11月21日、中1週で迎えた14戦目は、藤井勘一郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上2勝クラスの五色沼特別（福島芝1800m 晴/良）に出走。15頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず11着に終わった。

12月25日、中4週で迎えた15戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスのクリスマスカップ（中山芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。16頭立ての16番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では目立つような脚を使えず16着に終わった。

5歳（2022年）

1月5日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上2勝クラス（中京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は坂井瑠星騎手（3戦1勝）。10頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では全く伸びず10着に終わった。

5月15日、約4か月半の休み明けで迎えた17戦目は、牝馬限定の4歳以上2勝クラスのテレ玉杯（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井瑠星騎手（4戦1勝）。12頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバタバタになってしまい10着に終わった。

5月28日、中1週で迎えた18戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの葉山特別（東京芝1600m 晴/良）に出走。9頭立ての8番人気で大外9番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では伸びが鈍く9着に終わった。

8月20日、約3か月の間隔を開けて迎えた19戦目は、3歳以上2勝クラスの瀬波温泉特別（新潟ダート1800m 雨/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は坂井瑠星騎手（5戦1勝）。15頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚が止まってしまい12着に終わった。

2022年8月25日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。