ヒラボクマドンナ（2013年生、母ヒラボクスペシャル）

ヒラボクマドンナ（2013年4月22日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋聖母マリア」。毛色は青鹿毛。種牡馬のバゴ（当時12歳）と交配したヒラボクスペシャルが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は鎌田正嗣。戦績は、中央平地7戦0勝2着1回、地方33戦3勝2着7回。主な勝ち鞍は2017年の一般B11。

経歴

デビュー前

大竹正博厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2016年）

2月21日、デビュー戦は村田一誠騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京芝1800m 晴/重）に出走。馬体重は444kg。16頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい9着に敗れた。

4月9日、中6週で迎えた2戦目は、原田和真騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、少々速いペースで一団を引っ張る。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では余力が残っておらず13着に敗れた。

5月7日、中3週で迎えた3戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず10着に終わった。

5月21日、中1週で迎えた4戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では強靭な末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

6月11日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大野拓弥騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のファイティングスピリットで最後まで敢闘したが、勝ったサンクロワにねじ伏せられて2馬身半差の2着となった。

8月6日、中7週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（新潟芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で大野拓弥騎手（2戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、落ち着いたペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや衰え、4着に終わった。

9月4日、中3週で迎えた7戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝2000m 晴/良）に出走。17頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、6着に終わった。

10月21日、中6週で迎えた8戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2三（園田ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚を伸ばせず6着に敗れた。

11月10日、中2週で迎えた9戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2二（園田ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい4着に敗れた。

12月1日、中2週で迎えた10戦目は、3歳以上C2三（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は川原正一騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

12月21日、中2週で迎えた11戦目は、3歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は下原理騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では切れる脚を使えず4着に敗れた。

4歳（2017年）

1月3日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で下原理騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では余力が残っておらず9着に敗れた。

6月23日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から13kg増やして迎えた13戦目は、戸部尚実騎手を鞍上に迎えて、一般C2（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では堅実な伸びを見せたが、オンザウインドに交わされて3馬身差の2着に敗北した。

7月6日、中1週で迎えた14戦目は、一般C5（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で戸部尚実騎手（1戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、勝ったトップエンパイアに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

7月21日、中1週で迎えた15戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、一般C3（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、スズカウエーブに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

7月28日、連闘で迎えた16戦目は、一般C3（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は戸部尚実騎手（2戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のストーミングスカイに7馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

9月5日、中5週で迎えた17戦目は、長月特別（名古屋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で戸部尚実騎手（3戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は減速してしまい5着に敗れた。

9月22日、中1週で迎えた18戦目は、一般B11（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で戸部尚実騎手（4戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るラブミーロードを豪快な末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて断トツの支持に応えた。

10月6日、中1週で迎えた19戦目は、一般B8（名古屋ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で戸部尚実騎手（5戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後はバテてしまい7着に敗れた。

10月26日、中2週で迎えた20戦目は、一般B8（名古屋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で戸部尚実騎手（6戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではシャープな伸び脚で驀進したが、オンザウインドに交わされて3馬身差の2着に敗北した。

12月7日、中5週で迎えた21戦目は、佐藤友則騎手を鞍上に迎えて、マックル賞（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。最後は勢いを失って8着に敗れた。

12月29日、中2週で迎えた22戦目は、一般B7（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤友則騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、ブレイジンフェザーに交わされて6馬身差の2着に敗北した。

5歳（2018年）

1月10日、中1週で迎えた23戦目は、一般B6（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤友則騎手（2戦0勝）。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るフェイスシャインを上がり2位の末脚で3/4馬身差し切って3勝目を手に入れた。

1月22日、中1週で迎えた24戦目は、睦月特別（笠松ダート1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は東川公則騎手（1戦0勝）。8頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では切れる脚を使えず8着に終わった。

2月7日、中1週で迎えた25戦目は、一般B5（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は佐藤友則騎手（3戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が衰えて8着に敗れた。

2月23日、中1週で迎えた26戦目は、紅梅賞（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤友則騎手（4戦1勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で急追したが、勝ったイスタナに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

3月8日、中1週で迎えた27戦目は、マックル賞（笠松ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤友則騎手（5戦1勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。最後は脚色が鈍り10着に敗れた。

4月1日、中2週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた28戦目は、木村暁騎手を鞍上に迎えて、ネモフィラ賞（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。11頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では見せ場なく10着に終わった。

4月16日、中1週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた29戦目は、オオバナマメザクラ賞（水沢ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で木村暁騎手（1戦0勝）。8頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に終わった。

4月29日、中1週で迎えた30戦目は、レンゲソウ賞（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で木村暁騎手（2戦0勝）。10頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり10着に終わった。

5月12日、中1週で迎えた31戦目は、フリルサンセット賞（盛岡芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で木村暁騎手（3戦0勝）。9頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚が振るわず8着に終わった。

6月3日、中2週で迎えた32戦目は、藤田弘治騎手を鞍上に迎えて、ジョッキーズCS第1ステージ第2戦（盛岡芝1700m 晴/良）に出走。14頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では天性の負けん性を発揮してゴールまで力闘し、4着に入り込んだ。

6月16日、中1週で迎えた33戦目は、焼石岳賞（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は木村暁騎手（4戦0勝）。12頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず11着に終わった。

7月1日、中1週で迎えた34戦目は、一般C1二（水沢ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で木村暁騎手（5戦0勝）。9頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びあぐねて8着に終わった。

7月16日、中1週で迎えた35戦目は、ターフチャレンジ（盛岡芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で木村暁騎手（6戦0勝）。12頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず7着に終わった。

8月12日、中3週で迎えた36戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、ハナトラノオ賞（盛岡芝1600m 晴/良）に出走。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く6着に敗れた。

8月26日、中1週で迎えた37戦目は、一般C1三（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は木村暁騎手（7戦0勝）。5頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず5着に終わった。

9月3日、連闘で迎えた38戦目は、ムクゲ賞（水沢ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で木村暁騎手（8戦0勝）。7頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを3番手で通過。直線では見所を作れず4着に終わった。

9月16日、中1週で迎えた39戦目は、瀧川寿希也騎手を鞍上に迎えて、一般B2（盛岡芝1000m 曇/良）に出走。9頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には届かず5着に終わった。

9月30日、中1週で迎えた40戦目は、陶文峰騎手を鞍上に迎えて、タルトオポワール賞（盛岡ダート1000m 雨/不良）に出走。7頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、勝ったロビンエッグに詰め切れず、4馬身差の2着となった。