ゲイリーライアン（2005年生、母ゲイリークレイン）

ゲイリーライアン（2005年5月7日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「冠名＋父名の一部」。毛色は鹿毛。種牡馬のメジロライアン（当時18歳）と交配したゲイリークレインが11歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は原忠夫。戦績は、中央平地15戦1勝。主な勝ち鞍は2008年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

安田伊佐夫厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2008年）

2月24日、デビュー戦は中村将之騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1800m 小雪/良）に出走。馬体重は480kg。16頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では見所を作れず13着に終わった。

3月30日、中4週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた2戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝1800m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。主導権を奪い、非常に緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグングンと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のシルポートに1馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

4月12日、中1週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた3戦目は、長谷川浩大騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のひめさゆり賞（福島芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は一杯になって12着に終わった。

5月3日、中2週で迎えた4戦目は、3歳500万下（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で長谷川浩大騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で大外10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい7着に終わった。

5月31日、中3週で迎えた5戦目は、3歳500万下（中京芝1800m 小雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で長谷川浩大騎手（2戦0勝）。14頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後はタレてしまい14着に終わった。

6月15日、中1週で迎えた6戦目は、赤木高太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中京芝1800m 曇/良）に出走。16頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、後続との差を2馬身以上キープして、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はタレてしまい12着に終わった。

7月13日、中3週で迎えた7戦目は、田中克典騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神芝2200m 晴/良）に出走。14頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、平均ペースで集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はタレてしまい12着に終わった。

4歳（2009年）

3月15日、約8か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/重）に出走。15頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚を伸ばせず7着に終わった。

4月5日、中2週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は浜中俊騎手（1戦1勝）。16頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。最後は脚勢が衰えて15着に終わった。

5月2日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた10戦目は、渡辺薫彦騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。14頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、かなり緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず8着に終わった。

5月23日、中2週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺薫彦騎手（1戦0勝）。18頭立ての7番人気で大外18番ゲートからスタート。ハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は力尽きて16着に敗れた。

6月27日、中4週で迎えた12戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の鶴橋特別（阪神芝2000m 晴/良）に出走。13頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み5着に敗れた。

7月19日、中2週で迎えた13戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の英彦山特別（小倉芝2000m 曇/良）に出走。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。端に立ち、非常に緩いペースで一団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線では脚が上がってしまい8着に敗れた。

5歳（2010年）

8月22日、約13か月半の休み明けで馬体重を前走から18kg減らして迎えた14戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の筑後川特別（小倉芝2000m 晴/良）に出走。14頭立ての12番人気で大外14番ゲートからスタート。端を取り切り、落ち着いたペースでレースを引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい13着に終わった。

12月11日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg戻して迎えた15戦目は、北村浩平騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての16番人気で7番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は脚勢が衰えて16着に終わった。