トミケンアレス（2011年生、母レディマハロ）

トミケンアレス（2011年4月10日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋全て、何よりも（オランダ語）」。毛色は栗毛。種牡馬のオレハマッテルゼ（当時11歳）と交配したレディマハロが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）駿河牧場。戦績は、中央平地2戦0勝、地方10戦3勝2着2回。主な勝ち鞍は2015年の一般C2十四十五十六。

経歴

デビュー前

1歳のとき、成隆牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、JRA日本中央競馬会によって315万円で落札された。2歳のとき、日本中央競馬会から「北海道トレーニングセールサラブレッド2歳」に上場され、富樫賢二によって252万円で落札された。

鷹見浩厩舎（大井）へ入厩。

3歳（2014年）

11月10日、デビュー戦は柏木健宏騎手を鞍上に据えて、3歳（大井ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は453kg。14頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず7着に敗れた。

11月24日、中1週で迎えた2戦目は、張田京騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。14頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るシュールダンスを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて初白星を挙げた。

12月26日、中4週で迎えた3戦目は、3歳（大井ダート1500m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で張田京騎手（1戦1勝）。14頭立ての6番人気で大外14番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではぐんぐんと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のフェアトレードをアタマ差振り切って先頭ゴールを果たした。

4歳（2015年）

1月23日、中3週で迎えた4戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、一般C2十五十六十七（大井ダート1600m 内回り晴/不良）に出走。14頭立ての4番人気で大外14番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では素晴らしい伸び脚で猛追したが、勝ったローレンカフェを3/4馬身捉え切れず2着となった。

2月6日、中1週で迎えた5戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、一般C2十四十五十六（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。15頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では生得の持久力で渋太く粘り込んで、最後は2着のケージーイチバンをクビ差振り切って下馬評通りの実力を証明した。

2月23日、中1週で迎えた6戦目は、一般C2七八（大井ダート1600m 内回り晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で吉原寛人騎手（1戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線ではしぶとく伸び続けたが、勝ったスーパートレンディにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

3月16日、中2週で迎えた7戦目は、一般C2五六（大井ダート1600m 内回り雨/稍重）に出走。鞍上は張田京騎手（2戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではいいところがなく6着に敗れた。

8月9日、約5か月の休養明けで迎えた8戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の月岡温泉特別（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての16番人気で11番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では見せ場を作れず16着に終わった。

10月11日、中8週で迎えた9戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（東京ダート1600m 曇/稍重）に出走。16頭立ての16番人気で15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では伸びが劣勢になり15着に終わった。

5歳（2016年）

6月19日、約8か月半の休み明けで迎えた10戦目は、藤田弘治騎手を鞍上に迎えて、古九谷修古祭特別（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい11着に敗れた。

7月17日、中3週で迎えた11戦目は、柴田勇真騎手を鞍上に迎えて、なごしの祭り特別（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。10頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず10着に終わった。

7月31日、中1週で迎えた12戦目は、石崎奉燈祭特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田勇真騎手（1戦0勝）。11頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず11着に終わった。