トロワプレジール（2007年生、母ジャミーラ）

トロワプレジール（2007年4月10日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「３つの喜び（仏）」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のホワイトマズル（当時17歳）と交配したジャミーラが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）中島牧場。戦績は、中央平地11戦3勝。主な勝ち鞍は2012年の早鞆特別(1000万下)。

経歴

デビュー前

ターファイトクラブにて総額1,500万円（15万×100口）で一口馬主が募集された。

友道康夫厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2010年）

5月9日、デビュー戦は武幸四郎騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（京都芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は478kg。18頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では閃光のような末脚を発揮し、3着に入った。

8月7日、約3か月の休み明けで迎えた2戦目は、D.ホワイト騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての2番人気に推されて17番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のドミネーターに5馬身の差をつけて初白星を挙げた。

9月12日、中4週で迎えた3戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神芝2000m 晴/良）に出走。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では末脚が続かず、3着に終わった。

10月9日、中3週で迎えた4戦目は、3歳以上500万下（京都芝1800m 外回り雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（1戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではいい脚を見せられず9着に敗れた。

4歳（2011年）

7月24日、約9か月半の休み明けで迎えた5戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館芝1800m 曇/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。最後はガス欠状態になり9着に敗れた。

8月7日、中1週で迎えた6戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で上村洋行騎手（1戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のメイショウエバモアに3馬身の差をつけて優勝

8月21日、中1週で馬体重を前走から20kg減らして迎えた7戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下のオホーツクハンデキャップ（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で上村洋行騎手（2戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では目立つような脚を使えず6着に敗れた。

5歳（2012年）

2月4日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から24kg戻して迎えた8戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の早鞆特別（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。逃げる形となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では息長く末脚を伸ばして、最後は2着のブルーソックスを半馬身振り切って久しぶりの実戦を制した。

3月3日、中3週で迎えた9戦目は、竹之下智昭騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の中京競馬場グランドオープン記念（中京ダート1400m 晴/重）に出走。16頭立ての5番人気で大外16番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい15着に敗れた。

6歳（2013年）

1月27日、約11か月の休養明けで迎えた10戦目は、4歳以上1600万下の三河ステークス（中京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は武幸四郎騎手（1戦0勝）。13頭立ての6番人気で大外13番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は一杯になって13着に敗れた。

6月15日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた11戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の水無月ステークス（阪神芝1200m 雨/稍重）に出走。14頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では末脚に勢いがなく14着に終わった。