タイキラビリンス（1994年生、母Certain Secret）

Taiki Labyrinth

1994.02.23

タイキラビリンス（1994年2月23日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬、繁殖牝馬。毛色は青鹿毛。種牡馬のClever Trick（当時18歳）と交配したCertain Secretが10歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地6戦4勝2着1回。主な勝ち鞍は1998年の河口湖特別(900万下)。

経歴

デビュー前

大樹レーシングクラブにて総額3,400万円（34万×100口）で一口馬主が募集された。

藤沢和雄厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1997年）

11月16日、デビュー戦は青木芳之騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（福島ダート1000m 晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。馬体重は498kg。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では迫力のある伸び脚で猛追したが、勝ったタヤスクレスピンに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

4歳（1998年）

5月10日、約6か月の休養明けで迎えた2戦目は、山本康志騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下の中ノ岳特別（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るマチカネレダを交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

6月14日、中4週で迎えた3戦目は、岡部幸雄騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（東京ダート1400m 雨/不良）に出走。13頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では凄まじい末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のゲイリーエアラに2馬身半の差をつけて断然の支持に応えた。

7月18日、中4週で迎えた4戦目は、4歳以上500万下（函館ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部幸雄騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

10月11日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から12kg増やして迎えた5戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では豪快な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のクラシックグリーンをハナ差振り切って順当に勝利した。

11月1日、中2週で迎えた6戦目は、4歳以上900万下の河口湖特別（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は岡部幸雄騎手（2戦1勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では一完歩ずつ確実に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のアイアムアブラザーを半馬身振り切って4勝目を手に入れた。