イースタンガイ（1991年生、母オールバイハーセルフ）

イースタンガイ（1991年5月23日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のサウスアトランテイツク（当時11歳）と交配したオールバイハーセルフが21歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は前川牧場。戦績は、中央平地26戦3勝2着3回、地方5戦0勝。主な勝ち鞍は1996年の5歳以上500万下。

経歴

デビュー前

高橋英夫厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1993年）

12月4日、デビュー戦は柴田善臣騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は436kg。13頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。逃げる形となり、極端なハイペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では生得の持久力で渋太く粘り込んで、最後は2着のアイレックスに1馬身3/4の差をつけて初白星を挙げた。

3歳（1994年）

1月15日、中5週で迎えた2戦目は、4歳500万下（中山ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦1勝）。6頭立ての2番人気で5番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず3着に敗れた。

4月3日、約2か月半の間隔を開けて迎えた3戦目は、4歳500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田善臣騎手（2戦1勝）。14頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、5着に終わった。

4月16日、中1週で迎えた4戦目は、4歳500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で柴田善臣騎手（3戦1勝）。14頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚に勢いがなく10着に敗れた。

7月3日、約2か月半の間隔を開けて迎えた5戦目は、4歳500万下（福島ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で柴田善臣騎手（4戦1勝）。12頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではスパッと切れる脚で追い上げたが、抜け出したロータリーペガサスを捕まえ切れず、クビ差の2着となった。

7月24日、中2週で迎えた6戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は6戦連続で柴田善臣騎手（5戦1勝）。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、4着に終わった。

8月28日、中4週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で柴田善臣騎手（6戦1勝）。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚が振るわず8着に敗れた。

10月15日、中6週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で柴田善臣騎手（7戦1勝）。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場なく7着に敗れた。

10月29日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1400m 小雨/良）に出走。鞍上は9戦連続で柴田善臣騎手（8戦1勝）。13頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ノムラエンペラーに交わされて3馬身差の2着となった。

11月26日、中3週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で柴田善臣騎手（9戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、少し緩いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしぶとく伸び続けたが、ファインサンキューに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

12月17日、中2週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で柴田善臣騎手（10戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではあとひと押しが利かず、5着に終わった。

4歳（1995年）

1月16日、中3週で迎えた12戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で柴田善臣騎手（11戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、壮絶なハイペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快に終いの脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のマロンアニーモに2馬身半の差をつけて2勝目を手中に収めた。

2月18日、中4週で迎えた13戦目は、5歳以上900万下（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で柴田善臣騎手（12戦2勝）。16頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。

3月11日、中2週で迎えた14戦目は、5歳以上900万下（中山ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は14戦連続で柴田善臣騎手（13戦2勝）。16頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、速いペースで馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は垂れてしまい8着に終わった。

4月16日、中4週で迎えた15戦目は、5歳以上900万下（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は15戦連続で柴田善臣騎手（14戦2勝）。16頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、少し速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着を確保した。

5月6日、中2週で迎えた16戦目は、M.ロバーツ騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（東京ダート1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びが鈍く11着に敗れた。

6月10日、中4週で迎えた17戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（札幌ダート1000m 曇/良）に出走。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

6月25日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

7月23日、中3週で迎えた19戦目は、岡部幸雄騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（札幌ダート1000m 曇/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では終いが甘くなり、4着に終わった。

9月10日、中6週で迎えた20戦目は、青木芳之騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（函館ダート1000m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では速い脚を持続できず、3着に終わった。

9月24日、中1週で迎えた21戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（函館ダート1000m 小雨/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。端に立つ形となり、平均ペースで馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はバテてしまい7着に敗れた。

10月29日、中4週で迎えた22戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（15戦2勝）。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。主導権を握り、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい10着に終わった。

11月25日、中3週で迎えた23戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は青木芳之騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、4着に入った。

12月16日、中2週で迎えた24戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で青木芳之騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切り、3着に入った。

5歳（1996年）

1月28日、中5週で迎えた25戦目は、5歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で青木芳之騎手（3戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚が振るわず5着に敗れた。

2月11日、中1週で迎えた26戦目は、5歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で青木芳之騎手（4戦0勝）。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るアズマハクレンを豪快な末脚で半馬身差し切って1着ゴールを果たした。

12月13日、約10か月の休養明けで迎えた27戦目は、松浦裕之騎手を鞍上に迎えて、仲冬賞（大井ダート1800m 曇/良）に出走。14頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。14着に終わった。

12月30日、中1週で迎えた28戦目は、イヤーエンド賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松浦裕之騎手（1戦0勝）。14頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。14着に終わった。

6歳（1997年）

5月1日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた29戦目は、宮崎光行騎手を鞍上に迎えて、羊ケ丘特別（札幌(地)ダート1700m 晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。10着に終わった。

5月15日、中1週で迎えた30戦目は、百合が原特別（札幌(地)ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で宮崎光行騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で大外10番ゲートからスタート。9着に終わった。

6月12日、中3週で迎えた31戦目は、美しが丘特別（札幌(地)ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で宮崎光行騎手（2戦0勝）。9頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。9着に終わった。