ヴァンドゥメール（2017年生、母エビスオール）

ヴァンドゥメール（2017年4月23日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「海風(仏)」。毛色は青鹿毛。種牡馬のマジェスティックウォリアー（当時12歳）と交配したエビスオールが13歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は恵比寿牧場。主な勝ち鞍は2020年の3歳1勝クラス(1勝クラス)。

経歴

デビュー前

加藤征弘厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2019年）

6月29日、デビュー戦は三浦皇成騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島ダート1150m 曇/稍重）に出走。馬体重は472kg。16頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では異次元の末脚を炸裂させて、最後は2着のニシノミンクスをクビ差振り切って初白星を挙げた。

10月20日、約4か月の休養明けで迎えた2戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、2歳1勝クラスのなでしこ賞（京都ダート1400m 晴/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は勢いを失って9着に終わった。

12月1日、中5週で迎えた3戦目は、2歳1勝クラス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は三浦皇成騎手（1戦1勝）。12頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、勝ったアイオライトにねじ伏せられて3馬身半差の2着となった。

12月22日、中2週で迎えた4戦目は、2歳1勝クラス（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で三浦皇成騎手（2戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

3歳（2020年）

3月7日、約2か月半の間隔を開けて迎えた5戦目は、3歳1勝クラス（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で三浦皇成騎手（3戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るウィーンソナタを交わし去り、最後は3馬身半の差をつけて2勝目を掴み取った。

5月3日、中7週で迎えた6戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの端午ステークス（京都ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい14着に終わった。

7月5日、中8週で迎えた7戦目は、3歳以上2勝クラス（福島ダート1150m 曇/重）に出走。鞍上は三浦皇成騎手（4戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では脚を伸ばせず14着に敗れた。

10月3日、約3か月の休養明けで迎えた8戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（中山ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では末脚が冴えず16着に終わった。

11月15日、中5週で迎えた9戦目は、木幡巧也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではいいところがなく14着に終わった。

4歳（2021年）

1月17日、中8週で迎えた10戦目は、4歳以上2勝クラス（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は三浦皇成騎手（5戦2勝）。16頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、些か速いペースで集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は一杯になって13着に終わった。

4月25日、約3か月半の休み明けで迎えた11戦目は、4歳以上2勝クラス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は木幡巧也騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。前に出て、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり16着に終わった。

9月11日、約4か月半の休み明けで迎えた12戦目は、石神深一騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（中山障害芝2880m 曇/良）に出走。11頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。11着に終わった。

10月24日、中5週で迎えた13戦目は、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で石神深一騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。8着に終わった。

2021年10月27日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。