ハッシンバリエンテ（1987年生、母フジウイツク）

ハッシンバリエンテ（1987年5月8日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のサンシヤインシテイ（当時10歳）と交配したフジウイツクが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）錦野牧場。戦績は、中央平地14戦1勝、中央障害11戦1勝2着3回、地方7戦2勝。主な勝ち鞍は1990年の4歳500万下。

経歴

デビュー前

小林長治厩舎（水沢）へ入厩。

2歳（1989年）

6月4日、デビュー戦は小林俊彦騎手を鞍上に据えて、3歳（盛岡ダート850m 晴/良）に出走。馬体重は445kg。8頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。4着に終わった。

7月30日、中7週で迎えた2戦目は、3歳（水沢ダート850m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林俊彦騎手（1戦0勝）。6頭立ての2番人気で4番ゲートからスタート。最後は、2着のリーデイングハイに5馬身の差をつけて初白星を挙げた。

8月14日、中1週で迎えた3戦目は、2歳戦のビギナーズカップ（盛岡ダート1100m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で小林俊彦騎手（2戦1勝）。8頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。5着に敗れた。

9月25日、中5週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた4戦目は、3歳（水沢ダート1420m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で小林俊彦騎手（3戦1勝）。6頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。6着に終わった。

10月10日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた5戦目は、3歳（水沢ダート1420m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で小林俊彦騎手（4戦1勝）。10頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。6着に終わった。

11月3日、中2週で迎えた6戦目は、3歳（盛岡ダート1100m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で小林俊彦騎手（5戦1勝）。8頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。最後は、2着のグレースローランに5馬身の差をつけて2勝目を手に入れた。

12月16日、中5週で迎えた7戦目は、3歳（水沢ダート1420m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で小林俊彦騎手（6戦2勝）。8頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。7着に終わった。

3歳（1990年）

3月4日、約2か月半の間隔を開けて迎えた8戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（阪神ダート1700m 晴/重）に出走。9頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に終わった。

3月11日、連闘で迎えた9戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

3月25日、中1週で迎えた10戦目は、4歳500万下（阪神ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は石橋守騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず9着に終わった。

4月7日、中1週で迎えた11戦目は、西浦勝一騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（阪神芝1600m 雨/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。15頭立ての13番人気で大外15番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では途轍もない末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のグレイスダンスに1馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

5月6日、中3週で迎えた12戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、3歳G3の京都4歳特別（京都芝2000m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。17頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、17番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい14着に終わった。

5月26日、中2週で迎えた13戦目は、3歳オープンのマーガレットステークス（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は西浦勝一騎手（1戦1勝）。9頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり7着に終わった。

10月13日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた14戦目は、4歳以上900万下（京都芝1800m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は武豊騎手（1戦0勝）。14頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では鋭い脚を使えず14着に終わった。

10月28日、中1週で迎えた15戦目は、安田隆行騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。11頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず9着に終わった。

11月4日、連闘で迎えた16戦目は、4歳以上900万下（京都ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は武豊騎手（2戦0勝）。10頭立ての9番人気で大外10番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に終わった。

11月18日、中1週で迎えた17戦目は、古小路重男騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の比良山特別（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。10頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に終わった。

12月1日、中1週で迎えた18戦目は、W.カーソン騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の’90ゴールデンブーツトロフィー（京都芝2400m 外回り曇/稍重）に出走。12頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では全く伸びず12着に終わった。

12月23日、中2週で迎えた19戦目は、4歳以上900万下（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は安田隆行騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではキレのある末脚を披露し、3着に入り込んだ。

4歳（1991年）

1月20日、中3週で迎えた20戦目は、5歳以上900万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は西浦勝一騎手（2戦1勝）。11頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に終わった。

2月9日、中2週で迎えた21戦目は、押田年郎騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上未勝利（京都障害芝→ダート3000m 晴）に出走。7頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。最後は、勝ったホーリーカップから半馬身差の2着となった。

2月24日、中1週で迎えた22戦目は、障害5歳以上未勝利（中京障害芝2800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で押田年郎騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、勝ったワールドビニーから3馬身半差の2着に敗北した。

3月10日、中1週で迎えた23戦目は、障害5歳以上未勝利（中京障害芝2800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で押田年郎騎手（2戦0勝）。6頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のマチカネヤマオロシに1馬身3/4の差をつけて1番人気に応えた。

3月31日、中2週で迎えた24戦目は、障害5歳以上400万下（京都障害芝→ダート3000m 曇）に出走。鞍上は4戦連続で押田年郎騎手（3戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。7着に敗れた。

4月20日、中2週で迎えた25戦目は、障害5歳以上400万下（京都障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は5戦連続で押田年郎騎手（4戦1勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。10着に敗れた。

10月26日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた26戦目は、角田晃一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の清滝特別（京都芝2000m 曇/良）に出走。15頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では決め手が足りず13着に終わった。

11月10日、中1週で迎えた27戦目は、障害4歳以上400万下（京都障害芝→ダート3290m 晴）に出走。鞍上は押田年郎騎手（5戦1勝）。11頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。最後は、勝ったオギサンフォードからクビ差の2着となった。

11月23日、中1週で迎えた28戦目は、嘉堂信雄騎手を鞍上に迎えて、重賞の京都大障害（秋）（京都障害芝3270m 曇/良）に出走。8頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。6着に終わった。

12月1日、連闘で迎えた29戦目は、障害4歳以上400万下（阪神障害芝→ダート3150m 晴）に出走。鞍上は熊沢重文騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。3着に終わった。

5歳（1992年）

1月12日、中5週で迎えた30戦目は、障害5歳以上オープン（京都障害芝→ダート3290m 晴）に出走。鞍上は嘉堂信雄騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。5着に敗れた。

1月19日、連闘で迎えた31戦目は、障害5歳以上400万下（京都障害芝→ダート3000m 曇）に出走。鞍上は押田年郎騎手（6戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。7着に敗れた。

2月8日、中2週で迎えた32戦目は、障害5歳以上400万下（京都障害芝→ダート3000m 曇）に出走。鞍上は熊沢重文騎手（2戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。9着に敗れた。