クラウディオス（2010年生、母オーバーザウォール）

クラウディオス（2010年3月6日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「古代ローマの天文学者名より」。毛色は栗毛。種牡馬のネオユニヴァース（当時10歳）と交配したオーバーザウォールが17歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地28戦3勝2着2回。主な勝ち鞍は2016年の不知火特別(1000万下ハンデ)。

経歴

デビュー前

シルクホースクラブにて総額2,200万円（4.4万×500口）で一口馬主が募集された。

石坂正厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2012年）

9月29日、デビュー戦は浜中俊騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1800m 外回り曇/良）に出走。馬体重は486kg。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では息の長い末脚を繰り出したが、3着に終わった。

10月28日、中3週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（京都芝2000m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で浜中俊騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では一歩一歩着実に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のエーシンマックスをクビ差振り切って未勝利戦を制した。

11月24日、中3週で迎えた3戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンの京都2歳ステークス（京都芝2000m 曇/良）に出走。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に敗れた。

3歳（2013年）

1月26日、中8週で迎えた4戦目は、3歳500万下の梅花賞（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は浜中俊騎手（2戦1勝）。7頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。先頭に立ち、後続を2馬身以上離して、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて5着に終わった。

3月9日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた5戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のゆきやなぎ賞（阪神芝2400m 外回り晴/良）に出走。13頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。最後は失速してしまい10着に敗れた。

3月23日、中1週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた6戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の大寒桜賞（中京芝2200m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、極端なスローペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はタレてしまい7着に終わった。

4月13日、中2週で迎えた7戦目は、C.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のはなみずき賞（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では切れる脚を使えず11着に終わった。

7月21日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた8戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

8月18日、中3週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた9戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の定山渓特別（函館芝2000m 曇/重）に出走。15頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では見せ場を作れず12着に敗れた。

8月25日、連闘で馬体重を前走から6kg戻して迎えた10戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では堅調な伸びを見せたが、勝ったノブオズボーンに詰め切れず、1馬身差の2着となった。

12月1日、約3か月半の休み明けで迎えた11戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菱田裕二騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

4歳（2014年）

3月16日、約3か月半の休養明けで迎えた12戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1800m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では堅実な伸びを見せたが、勝ったフリークエンシーに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

4月19日、中4週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で松田大作騎手（1戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線ではパワフルな末脚を繰り出したが、4着に終わった。

7月6日、約2か月半の間隔を開けて迎えた14戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は浜中俊騎手（3戦1勝）。15頭立ての4番人気で大外15番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では末脚を伸ばせず8着に敗れた。

10月12日、約3か月半の休養明けで迎えた15戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では見所を作れず9着に終わった。

11月1日、中2週で迎えた16戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（1戦0勝）。13頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい7着に終わった。

5歳（2015年）

6月28日、約8か月の休み明けで迎えた17戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で和田竜二騎手（2戦0勝）。16頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚にキレが無く16着に終わった。

9月6日、中9週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた18戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で和田竜二騎手（3戦0勝）。13頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず7着に終わった。

10月4日、中3週で迎えた19戦目は、加藤祥太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート2000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

10月25日、中2週で迎えた20戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で加藤祥太騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るラフェットデメールを鮮烈な末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて久しぶりに勝利を挙げた。

6歳（2016年）

1月23日、約3か月の休み明けで迎えた21戦目は、4歳以上1000万下の中京スポニチ賞（中京ダート1900m 小雪/稍重）に出走。鞍上は菱田裕二騎手（2戦0勝）。14頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。最後は力尽きて14着に終わった。

2月13日、中2週で迎えた22戦目は、F.ヴェロン騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（京都ダート1800m 雨/良）に出走。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では切れる脚を使えず12着に敗れた。

5月29日、約3か月半の休み明けで迎えた23戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（京都芝2000m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。10頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚にキレが無く9着に終わった。

7月30日、中8週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた24戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の不知火特別（小倉芝1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は和田竜二騎手（4戦0勝）。11頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では不屈のガッツで渋太く末脚を持続させて先頭に立ち、最後は2着のアドマイヤツヨシをクビ差振り切って1着ゴールを果たした。

9月25日、中7週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた25戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下のムーンライトハンデキャップ（阪神芝2000m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（5戦1勝）。13頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では天稟の闘争心でゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

11月13日、中6週で迎えた26戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の修学院ステークス（京都芝2000m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は浜中俊騎手（4戦1勝）。13頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では見所を作れず10着に終わった。

7歳（2017年）

1月29日、約2か月半の間隔を開けて迎えた27戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の松籟ステークス（京都芝2400m 外回り曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は和田竜二騎手（6戦1勝）。9頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚を伸ばせず8着に終わった。

5月21日、約3か月半の休み明けで迎えた28戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の下鴨ステークス（京都芝2000m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。11頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚にキレが無く11着に終わった。