グレイトブイセブン（1998年生、母テンザンブルース）

グレイトブイセブン（1998年3月25日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のタマモクロス（当時14歳）と交配したテンザンブルースが13歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は桜井牧場。戦績は、中央平地16戦1勝2着3回、地方2戦0勝。主な勝ち鞍は2001年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、桜井牧場から「北海道7月セレクト市場サラブレッド2歳」に上場され、JRA日本中央競馬会によって840万円で落札された。

昆貢厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2000年）

8月12日、デビュー戦は岸滋彦騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は450kg。14頭立ての5番人気で大外14番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず8着に敗れた。

9月3日、中2週で迎えた2戦目は、3歳新馬（小倉芝1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で岸滋彦騎手（1戦0勝）。14頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では伸びが劣勢になり13着に終わった。

9月23日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 雨/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で岸滋彦騎手（2戦0勝）。13頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目覚ましい伸び脚で驀進したが、スナークリバティに交わされて6馬身差の2着となった。

10月21日、中3週で迎えた4戦目は、本田優騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/不良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。端に立ち、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、ラシアンビューティに交わされて6馬身差の2着に敗北した。

11月11日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で本田優騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバテてしまい15着に敗れた。

11月26日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で本田優騎手（2戦0勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が衰えて8着に敗れた。

12月9日、中1週で迎えた7戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、些か速いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の強靭な心肺能力でしぶとく走り抜いたが、グローバルテイオーに交わされて1馬身3/4差の2着となった。

12月23日、中1週で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は本田優騎手（3戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい10着に敗れた。

3歳（2001年）

1月10日、中2週で迎えた9戦目は、柿元嘉和騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の若松賞（笠松ダート1400m 晴/不良）に出走。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が鈍り9着に敗れた。

1月17日、連闘で迎えた10戦目は、3歳戦の名古屋チャレンジカップアップル賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柿元嘉和騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。10着に敗れた。

2月4日、中2週で迎えた11戦目は、3歳未勝利（京都ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は本田優騎手（4戦0勝）。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、少し速いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではやや伸びを欠き、4着に終わった。

2月18日、中1週で迎えた12戦目は、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は藤田伸二騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。端を奪う形となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

3月11日、中2週で迎えた13戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（2戦0勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は力尽きて9着に敗れた。

3月17日、連闘で迎えた14戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は本田優騎手（5戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、ハイペースで集団を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈のファイティングスピリットで渋太く末脚を持続させて、最後は2着のマキハタエンリッチに3馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

4月8日、中2週で迎えた15戦目は、牝馬限定3歳オープンの忘れな草賞（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で本田優騎手（6戦1勝）。15頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず13着に終わった。

4歳（2002年）

4月13日、約12か月半の休養明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた16戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で本田優騎手（7戦1勝）。16頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、些か速いペースで集団を引っ張る。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は脚色が衰えて16着に敗れた。

6月2日、中6週で迎えた17戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は柿元嘉和騎手（2戦0勝）。18頭立ての17番人気で2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい16着に終わった。

12月14日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から24kg減らして迎えた18戦目は、O.ペリエ騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚にキレが無く11着に終わった。