オンザムーブ（2022年生、母ハヴユーゴーンアウェイ）

オンザムーブ（2022年4月15日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「挑み続ける」。毛色は鹿毛。種牡馬のモーリス（当時11歳）と交配したハヴユーゴーンアウェイが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道虻田郡洞爺湖町、生産者はレイクヴィラファーム。主な勝ち鞍は2024年の2歳未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、レイクヴィラファームから「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、TMGROUPによって6,380万円で落札された。

矢作芳人厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2024年）

7月28日、デビュー戦は坂井瑠星騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1800m 外回り曇/良）に出走。馬体重は496kg。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場を作れず4着に敗れた。

8月11日、中1週で迎えた2戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中京芝1600m 晴/良）に出走。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。先頭に立ち、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、メイショウツヨキに交わされて2馬身差の2着となった。

10月27日、約2か月半の間隔を開けて迎えた3戦目は、2歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は坂井瑠星騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。端に立ち、リードを2馬身以上キープして、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。

11月10日、中1週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井瑠星騎手（2戦0勝）。14頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚を伸ばせず8着に敗れた。

12月15日、中4週で迎えた5戦目は、西村淳也騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中京芝1600m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鮮烈な末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のタイセイフィオーレをアタマ差振り切って初白星を挙げた。

3歳（2025年）

1月13日、中3週で迎えた6戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、3歳G3のシンザン記念（中京芝1600m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。15頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず9着に終わった。

2月15日、中4週で迎えた7戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラスのこぶし賞（京都芝1600m 晴/良）に出走。6頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。ハナを奪い、リードを2馬身以上保って、緩いペースで一団を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで敢闘したが、マテンロウバローズにクビ差交わされて2着となった。

3月2日、中1週で迎えた8戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。最後は脚を失くしてしまい6着に敗れた。

3月16日、中1週で迎えた9戦目は、3歳1勝クラス（阪神芝1600m 外回り雨/稍重）に出走。鞍上は坂井瑠星騎手（3戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ややハイペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。

6月29日、約3か月半の休み明けで迎えた10戦目は、3歳以上1勝クラス（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で坂井瑠星騎手（4戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るタケルハーロックを豪快な末脚でクビ差だけ差し切って先頭ゴールを果たした。

7月20日、中2週で迎えた11戦目は、3歳以上2勝クラスの不知火特別（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で坂井瑠星騎手（5戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚がパッとせず8着に敗れた。