コスモバーン（2003年生、母ダンシングギャル）

コスモバーン（2003年4月27日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋燃える」。毛色は鹿毛。種牡馬のシャンハイ（当時14歳）と交配したダンシングギャルが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は松本信行。戦績は、中央平地15戦3勝2着3回、地方7戦0勝2着1回。2010年の日高軽種馬農業協同組合特別(一般)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、松本信行から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、ビッグレッドファームによって525万円で落札された。

小西一男厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2005年）

8月13日、デビュー戦は田辺裕信騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟ダート1200m 晴/稍重）に出走。馬体重は484kg。13頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では弾けるような伸び脚で猛追したが、勝ったグレイスティアラに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

9月3日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田辺裕信騎手（1戦0勝）。15頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く6着に敗れた。

9月18日、中1週で迎えた3戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るアナナスを強烈な末脚で交わし去り、最後は1馬身3/4の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

10月8日、中2週で迎えた4戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下のプラタナス賞（東京ダート1400m 曇/重）に出走。10頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず5着に終わった。

10月27日、中2週で迎えた5戦目は、斉藤正弘騎手を鞍上に迎えて、2歳G3の北海道2歳優駿（門別ダート1800m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。14頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚を失くしてしまい11着に終わった。

11月27日、中3週で迎えた6戦目は、O.ペリエ騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では出色の末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

12月18日、中2週で迎えた7戦目は、2歳500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は藤田伸二騎手（1戦1勝）。13頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず7着に敗れた。

3歳（2006年）

1月29日、中5週で迎えた8戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではスパッとキレる脚で猛追したが、勝ったチャームダンスに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

2月18日、中2週で迎えた9戦目は、3歳500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松岡正海騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では闘争心が光る走りを見せたが、勝ったヤマタケゴールデンにねじ伏せられて2馬身半差の2着に敗北した。

7月15日、約5か月の休養明けで迎えた10戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 雨/不良）に出走。15頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

8月6日、中2週で迎えた11戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、不屈の闘志で渋太く末脚を持続させて、最後は2着のグラスギャロップに1馬身3/4の差をつけて1着ゴールを果たした。

9月3日、中3週で迎えた12戦目は、3歳以上1000万下の両津湾特別（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は後藤浩輝騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に敗れた。

4歳（2007年）

6月17日、約9か月半の休み明けで迎えた13戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず7着に敗れた。

7月15日、中3週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は後藤浩輝騎手（2戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではもうひとつ伸びを欠き、5着に終わった。

8月11日、中3週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は松岡正海騎手（2戦0勝）。14頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚勢がやや衰え、5着に終わった。

10月13日、中8週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた16戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松岡正海騎手（3戦0勝）。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では豪快に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のヘイアンルモンドに1馬身3/4の差をつけて3勝目を獲得した。

6歳（2009年）

5月6日、約19か月の休み明けで迎えた17戦目は、地方重賞の赤レンガ記念（札幌(地)ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は斉藤正弘騎手（1戦0勝）。13頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚勢が鈍り9着に敗れた。

7歳（2010年）

5月5日、約12か月の休養明けで迎えた18戦目は、小嶋久輝騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の赤レンガ記念（門別ダート1800m 曇/良）に出走。12頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦し、4着に入り込んだ。

5月19日、中1週で迎えた19戦目は、日高軽種馬農業協同組合特別（門別ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小嶋久輝騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では逸出した伸び脚で追い上げたが、抜け出したマチカネノワキにクビ差届かず2着に甘んじた。

6月17日、中3週で迎えた20戦目は、ディープインパクト・プレミアム1（門別ダート2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で小嶋久輝騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は減速してしまい5着に敗れた。

7月1日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた21戦目は、ハンデ戦の様似町アポイ岳ジオパーク特別（門別ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は斉藤正弘騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では見せ場なく6着に敗れた。

7月29日、中3週で馬体重を前走から18kg戻して迎えた22戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、優駿スタリオンステーション特別（門別ダート1800m 雨/不良）に出走。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見所を作れず7着に敗れた。