ヒシファラオ（2001年生、母ヒシナイル）

ヒシファラオ（2001年1月22日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋古代エジプト王の称号」。毛色は鹿毛。種牡馬のTheatrical（当時19歳）と交配したヒシナイルが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。戦績は、中央平地8戦0勝、地方2戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2004年の一般C17。

経歴

デビュー前

中野隆良厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2003年）

10月25日、デビュー戦は田中勝春騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1800m 曇/良）に出走。馬体重は450kg。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びあぐねて4着に敗れた。

11月8日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず11着に敗れた。

3歳（2004年）

7月10日、約8か月の休養明けで馬体重を前走から28kg増やして迎えた3戦目は、3歳未勝利（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中勝春騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びを欠き11着に敗れた。

8月8日、中3週で馬体重を前走から16kg絞って迎えた4戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では見所を作れず10着に敗れた。

9月12日、中4週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（3戦0勝）。16頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く11着に敗れた。

10月18日、中4週で馬体重を前走から31kg増やして迎えた6戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、一般C15（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。最後は、勝ったウォルトンウオリアから3馬身差の2着に敗北した。

11月2日、中1週で迎えた7戦目は、安部幸夫騎手を鞍上に迎えて、一般C17（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のチューラに6馬身の差をつけて初白星を挙げた。

4歳（2005年）

12月4日、約13か月の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた8戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1000m 小雨/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず16着に終わった。

5歳（2006年）

2月11日、中9週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた9戦目は、中谷雄太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/稍重）に出走。14頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず14着に終わった。

4月16日、中8週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた10戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島芝1200m 晴/重）に出走。16頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではいい脚を見せられず15着に終わった。