エポカドーロ（2015年生、母ダイワパッション）

エポカドーロ（2015年2月15日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「黄金の時代（伊）。父名、母父名より連想」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のオルフェーヴル（当時7歳）と交配したダイワパッションが13歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は田上徹。2018年の皐月賞(G1)に勝利した他、2018年の日本ダービー（東京優駿）(G1)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

当歳のとき、田上徹から「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、ユニオンオーナーズクラブによって3,672万円で落札された。

ユニオンオーナーズクラブにて総額4,500万円（9万×500口）で一口馬主が募集された。

藤原英昭厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2017年）

10月9日、デビュー戦は北村友一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。馬体重は484kg。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

3歳（2018年）

1月21日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた2戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のラノカウに2馬身半の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

2月10日、中2週で迎えた3戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のあすなろ賞（小倉芝2000m 雨/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では強烈な末脚を爆発させて、最後は2着のスーパーフェザーに3馬身半の差をつけて2勝目を手中に収めた。

3月18日、中4週で迎えた4戦目は、3歳G2のスプリングステークス（中山芝1800m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見事な伸び脚を見せたが、伸びてきたステルヴィオ決め手に屈してハナ差の2着に惜敗した。

4月15日、中3週で迎えた5戦目は、3歳G1の皐月賞（中山芝2000m 曇/稍重）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で戸崎圭太騎手（2戦1勝）。16頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では豪快な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のサンリヴァルに2馬身の差をつけてクラシックの栄冠を射止めた。

5月27日、中5週で迎えた6戦目は、3歳G1の日本ダービー（東京優駿）（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で戸崎圭太騎手（3戦2勝）。18頭立ての4番人気に推されて12番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のスタミナで最後まで奮戦したが、ワグネリアンに半馬身交わされて2着に敗北した。

9月23日、約4か月の休み明けで迎えた7戦目は、3歳G2の神戸新聞杯（阪神芝2400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で戸崎圭太騎手（4戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く4着に敗れた。

10月21日、中3週で迎えた8戦目は、3歳G1の菊花賞（京都芝3000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で戸崎圭太騎手（5戦2勝）。18頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではいいところがなく8着に敗れた。

4歳（2019年）

2月24日、約4か月の休み明けで迎えた9戦目は、G2の中山記念（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で戸崎圭太騎手（6戦2勝）。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが劣勢になり5着に敗れた。

3月31日、中4週で迎えた10戦目は、G1の大阪杯（阪神芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で戸崎圭太騎手（7戦2勝）。14頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず10着に終わった。