レザンノワール（2021年生、母ララサンタフェーズ）

レザンノワール（2021年3月1日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「黒い葡萄(仏)。母名がシャンパーニュ地方名由来であることより連想」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のシルバーステート（当時8歳）と交配したララサンタフェーズが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道勇払郡むかわ町、生産者は市川牧場。主な勝ち鞍は2023年の2歳新馬。

経歴

デビュー前

1歳のとき、門別牧場から「北海道セプテンバーセールサラブレッド1歳」に上場され、ノルマンディーファームによって968万円で落札された。

伊藤圭三厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2023年）

12月2日、デビュー戦はT.マーカンド騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。馬体重は468kg。15頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では鮮烈な末脚を炸裂させて前にいた9頭を次々と抜き去り、最後は2着のキングズブレスに1馬身1/4の差をつけて初勝利を挙げた。

3歳（2024年）

1月6日、中4週で迎えた2戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く9着に敗れた。

3月10日、中8週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた3戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（中山芝1200m 外回り晴/稍重）に出走。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず5着に敗れた。

4月7日、中3週で迎えた4戦目は、3歳1勝クラス（中山芝1200m 外回り晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（1戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では伸びあぐねて10着に敗れた。

6月30日、約3か月の間隔を開けて迎えた5戦目は、菊沢一樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（福島芝1200m 雨/良）に出走。16頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で猛追したが、抜け出したテセラリアンに半馬身届かず2着となった。

7月20日、中2週で迎えた6戦目は、3歳以上1勝クラスの南相馬特別（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で菊沢一樹騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で大外14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

8月10日、中2週で迎えた7戦目は、永野猛蔵騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（札幌芝1200m 晴/良）に56kgの斤量を背負って出走。16頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

9月1日、中2週で迎えた8戦目は、3歳以上1勝クラス（札幌芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で永野猛蔵騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではぐんぐんと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のシルバーダイヤに1馬身1/4の差をつけて2勝目を手中に収めた。

9月28日、中3週で迎えた9戦目は、3歳以上2勝クラスの茨城新聞杯（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で永野猛蔵騎手（2戦1勝）。14頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では迫力十分の伸び脚で猛進したが、勝ったハピネスアゲンにねじ伏せられて1馬身差の2着となった。