シスターセレナード（1989年生、母ダイナセレナード）

シスターセレナード（1989年5月18日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のミスターシービー（当時9歳）と交配したダイナセレナードが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道白老郡白老町、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地29戦4勝2着6回。主な勝ち鞍は1994年の5歳以上900万下(牝)。

経歴

デビュー前

布施正厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1991年）

11月30日、デビュー戦は須貝尚介騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神芝1400m 曇/良）に出走。馬体重は434kg。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には割り込めず4着に終わった。

3歳（1992年）

1月25日、中7週で迎えた2戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で須貝尚介騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入った。

2月9日、中1週で迎えた3戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で須貝尚介騎手（2戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では闘争心が光る走りを見せたが、勝ったメイショウブレイズにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

2月23日、中1週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で須貝尚介騎手（3戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮したが、3着に終わった。

3月15日、中2週で迎えた5戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（阪神ダート1400m 小雨/良）に出走。鞍上は5戦連続で須貝尚介騎手（4戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、ノトチェリーに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

3月22日、連闘で迎えた6戦目は、角田晃一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のシンピュウターに1馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

4月11日、中2週で迎えた7戦目は、4歳500万下の君子蘭賞（阪神芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で角田晃一騎手（1戦1勝）。18頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後はバタバタになってしまい13着に敗れた。

5月3日、中2週で迎えた8戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳500万下（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びが鈍く9着に敗れた。

10月3日、約5か月の休み明けで迎えた9戦目は、大崎昭一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の雄国沼特別（福島ダート1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く10着に敗れた。

10月18日、中1週で迎えた10戦目は、小原義之騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の喜多方特別（福島芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず15着に終わった。

11月1日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下の金華山特別（福島ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小原義之騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい8着に終わった。

11月21日、中2週で迎えた12戦目は、安田康彦騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/重）に出走。11頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではいい脚を見せられず5着に終わった。

12月13日、中2週で迎えた13戦目は、菊沢隆仁騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1700m 曇/稍重）に50kgの軽斤量で出走。13頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では迫力のある伸び脚で猛追したが、勝ったミスライブリーに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

4歳（1993年）

1月5日、中2週で迎えた14戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は安田康彦騎手（1戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で急追したが、抜け出したトロピカルメイクを捕まえ切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

1月24日、中2週で迎えた15戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で安田康彦騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るシャトーテンを次元の違う末脚でクビ差だけ差し切って優勝

2月20日、中3週で迎えた16戦目は、高橋康之騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上900万下（京都ダート1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

3月7日、中1週で迎えた17戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（阪神ダート1400m 曇/稍重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で高橋康之騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では瞬発力に富んだ末脚を披露し、3着に入った。

4月3日、中3週で迎えた18戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（阪神ダート1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で高橋康之騎手（2戦0勝）。13頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では速い脚を使えず6着に敗れた。

4月25日、中2週で迎えた19戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（京都ダート1200m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で高橋康之騎手（3戦0勝）。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で猛追したが、抜け出したヤングオトヒメを差し切れず、3馬身差の2着となった。

5月9日、中1週で迎えた20戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（京都芝1600m 外回り曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で高橋康之騎手（4戦0勝）。14頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では見所を作れず11着に終わった。

5月29日、中2週で迎えた21戦目は、塩村克己騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上900万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

7月17日、中6週で迎えた22戦目は、4歳以上500万下の豊前特別（小倉ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で塩村克己騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず4着に終わった。

7月24日、連闘で迎えた23戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で塩村克己騎手（2戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るヤエシラオキを次元の違う末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

9月12日、中6週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた24戦目は、4歳以上900万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で塩村克己騎手（3戦1勝）。16頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず6着に敗れた。

5歳（1994年）

4月2日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から8kg戻して迎えた25戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（阪神ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で塩村克己騎手（4戦1勝）。13頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

4月17日、中1週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた26戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で塩村克己騎手（5戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で猛追したが、抜け出したエリザベスドリームにクビ差届かず2着に甘んじた。

5月8日、中2週で迎えた27戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下の鶴見特別（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は角田晃一騎手（2戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず4着に敗れた。

5月22日、中1週で迎えた28戦目は、植野貴也騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上900万下（阪神ダート1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では勢いよく末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のコマモアンジェリカに1馬身半の差をつけて断トツの支持に応えた。

6月11日、中2週で迎えた29戦目は、飯田祐史騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。7頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず6着に敗れた。