アポロヘラクレス（2001年生、母トウホーマリモ）

アポロヘラクレス（2001年5月3日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋ギリシャ神話最大の英雄」。毛色は鹿毛。種牡馬のタヤスツヨシ（当時9歳）と交配したトウホーマリモが15歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者はアサヒ牧場。戦績は、中央平地6戦0勝、地方4戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2004年の3歳B2。

経歴

デビュー前

1歳のとき、アサヒ牧場から「北海道8月市場サラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

堀井雅広厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2004年）

1月12日、デビュー戦は坂井千明騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山芝2000m 曇/良）に出走。馬体重は440kg。11頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に終わった。

1月31日、中2週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（東京芝2300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井千明騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを14番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず13着に終わった。

3月7日、中4週で迎えた3戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。14頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では超凡な末脚を繰り出し、5着に入り込んだ。

4月3日、中3週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で吉田隼人騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり10着に終わった。

4月10日、連闘で迎えた5戦目は、天間昭一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。11頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず7着に終わった。

4月17日、連闘で迎えた6戦目は、郷原洋司騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。8頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではいい脚を見せられず7着に終わった。

6月7日、中6週で馬体重を前走から17kg増やして迎えた7戦目は、渡辺壮騎手を鞍上に迎えて、3歳B3（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、逃げるアキノホウサクを捕まえ切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

6月27日、中2週で迎えた8戦目は、3歳B2（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺壮騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のアイリークィーンに2馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

7月12日、中1週で迎えた9戦目は、3歳B1（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で渡辺壮騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず4着に敗れた。

8月9日、中3週で迎えた10戦目は、熊木良介騎手を鞍上に迎えて、3歳A4（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには参加できず7着に敗れた。