リンガスパレード（1996年生、母ヴエスル）

リンガスパレード（1996年4月17日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のパラダイスクリーク（当時7歳）と交配したヴエスルが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）服部牧場。戦績は、中央平地29戦3勝、中央障害7戦1勝。主な勝ち鞍は2000年の原町特別(500万下)。

経歴

デビュー前

谷原義明厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1999年）

3月28日、デビュー戦は吉田豊騎手を鞍上に据えて、4歳未出走（中山ダート1800m 曇/不良）に出走。馬体重は492kg。13頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では勢いよく末脚を伸ばして、最後は2着のアマミホークに1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

6月12日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から18kg増やして迎えた2戦目は、4歳500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（1戦1勝）。14頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では全く伸びず10着に敗れた。

6月26日、中1週で迎えた3戦目は、4歳500万下の水芭蕉特別（福島芝1800m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は3戦連続で吉田豊騎手（2戦1勝）。14頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は垂れてしまい8着に終わった。

7月11日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、柴田未崎騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下のアマリリス賞（福島芝1800m 曇/重）に出走。16頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

8月7日、中3週で迎えた5戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は吉田豊騎手（3戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。端をきる形となり、やや遅いペースで馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。

8月28日、中2週で迎えた6戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（4戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

9月26日、中3週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田豊騎手（5戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のショウナンマーチに3馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

4歳（2000年）

4月16日、約7か月の休み明けで迎えた8戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の舞浜特別（中山ダート1800m 曇/不良）に出走。13頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。主導権を奪い、平均的なペースで一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚が上がってしまい13着に敗れた。

4月29日、中1週で迎えた9戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で5歳以上900万下の桜木特別（福島芝1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。14頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が上がってしまい9着に敗れた。

5月20日、中2週で迎えた10戦目は、5歳以上900万下の日吉特別（東京ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は吉田豊騎手（6戦2勝）。16頭立ての7番人気で大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら4番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸び、3着に入った。

6月10日、中2週で迎えた11戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で5歳以上900万下の石和特別（東京芝1800m 曇/稍重）に54kgの軽斤量で出走。12頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では全く伸びず5着に終わった。

7月9日、中3週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下の十和田湖特別（函館ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では伸びが劣勢になり11着に敗れた。

7月22日、中1週で迎えた13戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（函館ダート2400m 雨/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

8月12日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート2400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、平均ペースで馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では伸びあぐねて5着に敗れた。

8月26日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で勝浦正樹騎手（2戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら3番手で通過。直線では脚を伸ばせず6着に敗れた。

9月24日、中3週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1700m 雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で勝浦正樹騎手（3戦0勝）。13頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、スローペースで馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は失速してしまい8着に敗れた。

10月8日、中1週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた17戦目は、大西直宏騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の飯盛山特別（福島ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには参加できず5着に敗れた。

10月21日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下の檜原湖特別（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大西直宏騎手（1戦0勝）。13頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず5着に敗れた。

11月4日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上500万下の原町特別（福島ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で大西直宏騎手（2戦0勝）。13頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では自慢の末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のロイフリートをハナ差振り切って優勝

11月26日、中2週で迎えた20戦目は、4歳以上900万下のオリエンタル賞（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で大西直宏騎手（3戦1勝）。17頭立ての16番人気で2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは17番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く14着に終わった。

12月23日、中3週で迎えた21戦目は、4歳以上900万下の霞ケ浦特別（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で大西直宏騎手（4戦1勝）。16頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら14番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず9着に終わった。

5歳（2001年）

5月20日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から18kg減らして迎えた22戦目は、4歳以上900万下の江の島特別（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は江田照男騎手（2戦0勝）。10頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では末脚が冴えず9着に終わった。

6月23日、中4週で迎えた23戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の猪苗代特別（福島ダート1700m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は吉田豊騎手（7戦2勝）。13頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

8月4日、中5週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた24戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下のTVh賞（札幌ダート1700m 晴/稍重）に出走。13頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では見所を作れず11着に敗れた。

8月12日、連闘で迎えた25戦目は、吉永護騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の羊蹄山特別（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず8着に終わった。

9月2日、中2週で迎えた26戦目は、3歳以上1000万下のアカシヤ特別（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉永護騎手（1戦0勝）。13頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では見せ場を作れず10着に終わった。

9月15日、中1週で迎えた27戦目は、橋本広喜騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下のオホーツクハンデキャップ（札幌ダート1700m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。13頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではいいところがなく12着に終わった。

9月22日、連闘で迎えた28戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の道新スポーツ賞（札幌芝2000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は吉永護騎手（2戦0勝）。14頭立ての14番人気で大外14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に終わった。

11月24日、中8週で迎えた29戦目は、山本康志騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（東京障害芝→ダート2950m 晴）に出走。13頭立ての6番人気で大外13番ゲートからスタート。11着に敗れた。

6歳（2002年）

1月13日、中6週で迎えた30戦目は、4歳以上1000万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山本康志騎手（1戦0勝）。14頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず12着に終わった。

2月9日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた31戦目は、佐伯清久騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート2950m 晴）に出走。14頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。5着に入り込んだ。

3月3日、中2週で迎えた32戦目は、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2700m 曇）に出走。鞍上は2戦連続で佐伯清久騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。4着に終わった。

4月20日、中6週で迎えた33戦目は、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート2950m 曇）に出走。鞍上は3戦連続で佐伯清久騎手（2戦0勝）。14頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。最後は、2着のルドルフロードに3/4馬身の差をつけて久々に美酒を浴びた。

5月12日、中2週で迎えた34戦目は、障害4歳以上オープン（東京障害芝→ダート3300m 曇）に出走。鞍上は4戦連続で佐伯清久騎手（3戦1勝）。14頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。10着に終わった。

6月1日、中2週で迎えた35戦目は、障害3歳以上オープン（中京障害芝3370m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で佐伯清久騎手（4戦1勝）。14頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。8着に終わった。

7月27日、中7週で馬体重を前走から18kg減らして迎えた36戦目は、E.ラム騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上オープン（新潟障害芝2850m 外→内曇/良）に出走。14頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。競走中止となった。