ジャスティス（2005年生、母マツニシキ）

ジャスティス（2005年2月26日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「正義」。毛色は栗毛。種牡馬のスクワートルスクワート（当時7歳）と交配したマツニシキが14歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は福岡清。戦績は、中央平地8戦0勝、地方9戦8勝2着1回。主な勝ち鞍は2008年の3歳。

経歴

デビュー前

河内洋厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2007年）

10月28日、デビュー戦は秋山真一郎騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。馬体重は516kg。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず4着に終わった。

11月11日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（京都ダート1800m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で秋山真一郎騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚が冴えず7着に終わった。

3歳（2008年）

1月13日、中8週で迎えた3戦目は、渡辺薫彦騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝2000m 曇/稍重）に出走。16頭立ての16番人気で10番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、極端なスローペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はタレてしまい13着に終わった。

3月22日、中9週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺薫彦騎手（1戦0勝）。18頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず13着に終わった。

6月7日、約2か月半の間隔を開けて迎えた5戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝1800m 晴/良）に出走。15頭立ての14番人気で16番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、馬群に沈み6着に敗れた。

6月28日、中2週で迎えた6戦目は、赤木高太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝2400m 外回り小雨/良）に出走。18頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では鋭い脚を使えず15着に終わった。

8月24日、中7週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた7戦目は、千葉直人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 雨/稍重）に53kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に敗れた。

9月7日、中1週で迎えた8戦目は、田中健騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉芝2600m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず9着に終わった。

10月14日、中4週で迎えた9戦目は、湯前良人騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 雨/重）に出走。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のノーススピリッツに4馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

10月27日、中1週で迎えた10戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では鬼脚を炸裂させて、最後は2着のシャルマンローテをハナ差振り切って先頭ゴールを果たした。

11月12日、中1週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた11戦目は、一般C15（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で東川公則騎手（1戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るアピールを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて断トツの支持に応えた。

11月27日、中1週で馬体重を前走から13kg戻して迎えた12戦目は、一般C11（笠松ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で東川公則騎手（2戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったジャングルゼットを3/4馬身捉え切れず2着に敗北した。

12月10日、中1週で馬体重を前走から7kg絞って迎えた13戦目は、一般C15（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は湯前良人騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では異次元の末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のパワーインパクトに3馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

4歳（2009年）

1月8日、中3週で迎えた14戦目は、福寿草特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で湯前良人騎手（2戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では豪快な末脚を弾けさせて、最後は2着のシュルヴィーヴルを半馬身振り切って5勝目を奪取した。

1月23日、中1週で迎えた15戦目は、一般C2（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で湯前良人騎手（3戦3勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のカオリに2馬身半の差をつけて断然人気に応えた。

2月12日、中2週で迎えた16戦目は、バレンタイン特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で湯前良人騎手（4戦4勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のヒシルートに4馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

2月27日、中1週で迎えた17戦目は、トサミズキ特別（笠松ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で湯前良人騎手（5戦5勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るフェールクークーを次元の違う末脚で半馬身差し切って怒涛の5連勝を決めた。