ジェヴォーナ（2005年生、母タケノデュムカ）

ジェヴォーナ（2005年2月16日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「狩猟の女神（スラブ神話）」。毛色は栗毛。種牡馬のトウカイテイオー（当時17歳）と交配したタケノデュムカが12歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）武岡牧場。戦績は、中央平地16戦1勝。主な勝ち鞍は2007年の2歳新馬。

経歴

デビュー前

5歳のとき、武岡牧場から「ジェイエス繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場され、伊坂重憲によって94.5万円で落札された。

ユニオンオーナーズクラブにて総額840万円（4.2万×200口）で一口馬主が募集された。

成島英春厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2007年）

9月29日、デビュー戦は小林淳一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1200m 外回り小雨/良）に出走。馬体重は408kg。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線に入ると、前で粘るサマーシルフィードを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

3歳（2008年）

6月8日、約8か月半の休み明けで迎えた2戦目は、3歳500万下の若鮎賞（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林淳一騎手（1戦1勝）。18頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず13着に敗れた。

7月13日、中4週で迎えた3戦目は、3歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小林淳一騎手（2戦1勝）。16頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して8番手で通過。直線では決め手が足りず6着に終わった。

8月9日、中3週で迎えた4戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（函館芝1200m 晴/良）に出走。15頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず7着に敗れた。

9月13日、中4週で迎えた5戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌芝1200m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。16頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではいいところがなく13着に終わった。

10月25日、中5週で迎えた6戦目は、3歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は小林淳一騎手（3戦1勝）。16頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではキレのある末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

11月15日、中2週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林淳一騎手（4戦1勝）。16頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり9着に敗れた。

12月27日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く14着に終わった。

4歳（2009年）

1月17日、中2週で迎えた9戦目は、伊藤工真騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山芝1600m 外回り晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。最後はバテてしまい14着に終わった。

4月19日、約3か月の休み明けで迎えた10戦目は、4歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は小林淳一騎手（5戦1勝）。15頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮し、3着に入った。

5月16日、中3週で迎えた11戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下の石打特別（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で小林淳一騎手（6戦1勝）。16頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では鋭い脚を使えず12着に終わった。

7月5日、中6週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下（福島芝1200m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で小林淳一騎手（7戦1勝）。16頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には届かず6着に終わった。

10月31日、約4か月の休み明けで迎えた13戦目は、3歳以上500万下（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で小林淳一騎手（8戦1勝）。16頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず9着に敗れた。

12月13日、中5週で迎えた14戦目は、北村浩平騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての15番人気で大外18番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、18番手を追走し、4コーナーは17番手で通過。直線では上がり4位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず8着に終わった。

5歳（2010年）

1月31日、中6週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた15戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はガス欠状態になり16着に終わった。

4月10日、中9週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた16戦目は、4歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は小林淳一騎手（9戦1勝）。16頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり10着に終わった。