セイウンブライアン（2003年生、母リハクタンス）

セイウンブライアン（2003年4月25日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「青雲＋父名の一部」。毛色は鹿毛。種牡馬のサニーブライアン（当時9歳）と交配したリハクタンスが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は森田芳男。戦績は、中央平地3戦0勝、地方10戦6勝2着2回。主な勝ち鞍は2007年のマルチビクトリー特別(一般B2 B3)。

経歴

デビュー前

山越光厩舎（浦和）へ入厩。

2歳（2005年）

11月29日、デビュー戦は高橋哲也騎手を鞍上に据えて、2歳（浦和ダート800m 晴/良）に出走。馬体重は506kg。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、メイプルラブチャンにアタマ差交わされて2着となった。

3歳（2006年）

1月4日、中4週で迎えた2戦目は、3歳（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高橋哲也騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のマキノスマイルに4馬身の差をつけて初白星を挙げた。

2月6日、中4週で迎えた3戦目は、3歳（浦和ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で高橋哲也騎手（2戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

3月6日、中3週で迎えた4戦目は、森下博騎手を鞍上に迎えて、3歳（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で追い上げたが、勝ったトップワレンダーに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

4月25日、中6週で迎えた5戦目は、3歳戦のツイントップ特別（浦和ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で森下博騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、ゆったりとしたペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のスーパーマリーナに3馬身の差をつけて2勝目を手に入れた。

5月14日、中2週で迎えた6戦目は、3歳500万下（東京芝1600m 曇/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は3戦連続で森下博騎手（2戦1勝）。13頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では鋭い脚を使えず6着に終わった。

6月3日、中2週で迎えた7戦目は、3歳500万下（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で森下博騎手（3戦1勝）。17頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、4着に入った。

7月23日、中6週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた8戦目は、3歳以上500万下の寺泊特別（新潟芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で森下博騎手（4戦1勝）。18頭立ての4番人気に推されて17番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が悪くなり12着に敗れた。

11月21日、約4か月の休み明けで迎えた9戦目は、一般C1六（浦和ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は6戦連続で森下博騎手（5戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。果敢に端をきり、非常に緩いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では猛烈な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のダンツフェローに2馬身の差をつけて休養明けの一戦を制した。

12月20日、中3週で迎えた10戦目は、一般C1五（浦和ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で森下博騎手（6戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナに立ち、少し緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のアメージングローズに4馬身の差をつけて4勝目を獲得した。

4歳（2007年）

1月16日、中3週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた11戦目は、世界鷹賞（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で森下博騎手（7戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、緩やかなペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目の覚めるような末脚を炸裂させて抜け出し、最後は2着のアイシーシャドウに4馬身の差をつけて優勝

1月29日、中1週で迎えた12戦目は、昇龍特別（川崎ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で森下博騎手（8戦4勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。

2月13日、中1週で迎えた13戦目は、マルチビクトリー特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で森下博騎手（9戦4勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一完歩ずつ着実に前との差を詰めて、最後は2着のゲイルタッチをクビ差振り切って制した。