マッチレスノヴェル（2017年生、母パーフェクトマッチ）

マッチレスノヴェル（2017年4月13日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「珠玉の小説」。毛色は栗毛。種牡馬のノヴェリスト（当時8歳）と交配したパーフェクトマッチが16歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。主な勝ち鞍は2020年の3歳以上1勝クラス(牝)。

経歴

デビュー前

鹿戸雄一厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2019年）

12月15日、デビュー戦は三浦皇成騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は444kg。16頭立ての5番人気で大外16番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、勝ったクリスタルブラックにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着となった。

3歳（2020年）

6月20日、約6か月半の休み明けで迎えた2戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館芝2000m 晴/良）に出走。13頭立ての1番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、ピースディオンに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

7月12日、中2週で迎えた3戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館芝2000m 曇/良）に出走。15頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のランドアーティストに1馬身1/4の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

9月21日、中9週で迎えた4戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（中山芝1800m 曇/良）に出走。15頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では鮮烈な末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のヴィンクーロに2馬身半の差をつけて制した。

12月19日、約3か月の間隔を開けて迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳以上2勝クラス（中山芝2000m 曇/良）に出走。鞍上はC.ルメール騎手（1戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では伸びあぐねて15着に敗れた。

4歳（2021年）

1月16日、中3週で迎えた6戦目は、牝馬限定の4歳以上2勝クラス（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は三浦皇成騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では速い脚を使えず6着に敗れた。

11月7日、約10か月の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳以上2勝クラス（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で三浦皇成騎手（2戦0勝）。9頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に終わった。

5歳（2022年）

2月6日、約3か月の休み明けで馬体重を前走からさらに16kg増やして迎えた8戦目は、牝馬限定の4歳以上2勝クラス（東京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は横山武史騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではパワフルな末脚を繰り出したが、3着に終わった。

3月13日、中4週で迎えた9戦目は、西塚洸二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上2勝クラスの房総特別（中山芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず10着に終わった。

7月2日、約3か月半の休み明けで迎えた10戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上2勝クラスの松島特別（福島芝1800m 晴/良）に出走。11頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く11着に終わった。

2022年7月22日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。