セキショウ（2010年生、母ホーネットピアス）

セキショウ（2010年5月27日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「石菖（セキショウ）」。毛色は青鹿毛。種牡馬のシンボリクリスエス（当時11歳）と交配したホーネットピアスが17歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡平取町、生産者は坂東牧場。戦績は、中央平地35戦5勝2着4回、地方1戦0勝。2013年の紫苑ステークス(オープン牝)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、ノーザンファームから「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、山岸桂市によって2,415万円で落札された。

杉浦宏昭厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2012年）

7月1日、デビュー戦は横山典弘騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（中京芝1400m 雨/稍重）に出走。馬体重は482kg。11頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず5着に敗れた。

8月4日、中4週で迎えた2戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始5番手を追走。直線では息の長い末脚を繰り出し、3着に入った。

8月25日、中2週で迎えた3戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、かなりのスローペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のウインアルザスに5馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

9月8日、中1週で迎えた4戦目は、2歳500万下のアスター賞（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。

11月4日、中7週で迎えた5戦目は、2歳500万下の百日草特別（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（2戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

12月23日、中6週で迎えた6戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのホープフルステークス（中山芝2000m 曇/良）に出走。13頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚を失くしてしまい11着に終わった。

3歳（2013年）

1月19日、中3週で迎えた7戦目は、牝馬限定3歳500万下の菜の花賞（中山芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は内田博幸騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、勝ったサクラディソールにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着となった。

2月23日、中4週で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳500万下（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（3戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上々の伸びを見せたが、抜け出したテンシンランマンを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

3月23日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた9戦目は、牝馬限定3歳500万下のミモザ賞（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（4戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のアドマイヤイチバンに2馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

4月21日、中3週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた10戦目は、牝馬限定3歳G2のフローラステークス（東京芝2000m 曇/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で横山典弘騎手（5戦1勝）。18頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚を伸ばせず9着に敗れた。

8月17日、約4か月の休み明けで迎えた11戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1000万下の大倉山特別（函館芝1800m 曇/良）に出走。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚にキレが無く9着に敗れた。

9月7日、中2週で迎えた12戦目は、牝馬限定3歳オープンの紫苑ステークス（中山芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（1戦1勝）。15頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。主導権を奪い、リードを2馬身以上キープして、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈の敢闘精神で渋太く粘り込んで、最後は2着のリボントリコロールに1馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

10月13日、中4週で迎えた13戦目は、牝馬限定3歳G1の秋華賞（京都芝2000m 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（2戦2勝）。18頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では余力が残っておらず8着に終わった。

11月10日、中3週で迎えた14戦目は、牝馬限定G1のエリザベス女王杯（京都芝2200m 外回り雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で吉田豊騎手（3戦2勝）。18頭立ての14番人気で16番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はガス欠状態になり14着に終わった。

12月14日、中4週で迎えた15戦目は、牝馬限定のハンデG3の愛知杯（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉田豊騎手（4戦2勝）。18頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、後続との差を2馬身以上キープして、極端なスローペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい17着に終わった。

4歳（2014年）

3月16日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた16戦目は、牝馬限定のハンデG3の中山牝馬ステークス（中山芝1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は横山和生騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は減速してしまい14着に終わった。

4月26日、中5週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた17戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定G3の福島牝馬ステークス（福島芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが劣勢になり8着に終わった。

7月12日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg絞って迎えた18戦目は、3歳以上1000万下の松島特別（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（6戦1勝）。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が鈍り8着に敗れた。

8月3日、中2週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた19戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1000万下の三面川特別（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。主導権を奪い、リードを2馬身以上キープして、非常に緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の強靭な心肺能力で最後まで息を切らすことなく走り抜いたが、フレイムコードにアタマ差交わされて2着となった。

8月31日、中3週で馬体重を前走からさらに14kg増やして迎えた20戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の信濃川特別（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（1戦0勝）。13頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、かなりのスローペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は一杯になって11着に敗れた。

9月14日、中1週で迎えた21戦目は、3歳以上1000万下の火打山特別（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（7戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場を作れず3着に敗れた。

10月11日、中3週で迎えた22戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下の山中湖特別（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（8戦1勝）。14頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、不撓のファイティングスピリットで渋太く粘り続けて、最後は2着のパシャドーラに5馬身の差をつけて4勝目を獲得した。

10月26日、中1週で迎えた23戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の甲斐路ステークス（東京芝1800m 曇/良）に出走。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、抜け出したヒュウマにハナ差届かず2着となった。

11月8日、中1週で迎えた24戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下のノベンバーステークス（東京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（9戦2勝）。14頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が鈍り14着に敗れた。

5歳（2015年）

1月18日、中9週で迎えた25戦目は、4歳以上1600万下の初富士ステークス（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（10戦2勝）。13頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は失速してしまい10着に敗れた。

4月26日、約3か月半の休養明けで迎えた26戦目は、4歳以上1600万下の府中ステークス（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は大野拓弥騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で大外11番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、後続との差を2馬身以上保って、スローペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って11着に終わった。

5月17日、中2週で迎えた27戦目は、牝馬限定の4歳以上1600万下のパールステークス（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大野拓弥騎手（2戦0勝）。10頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、後続との差を2馬身以上キープして、極端なスローペースで集団を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚を失くしてしまい10着に終わった。

5月31日、中1週で迎えた28戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下のむらさき賞（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（1戦0勝）。17頭立ての16番人気で11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天性の闘争本能でゴールまで力闘し、3着に入り込んだ。

6月20日、中2週で迎えた29戦目は、3歳以上1600万下のジューンステークス（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は大野拓弥騎手（3戦0勝）。14頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はタレてしまい11着に終わった。

8月1日、中5週で迎えた30戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の新潟競馬場開設50周年記念（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大野拓弥騎手（4戦0勝）。13頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、かなりのスローペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は一杯になって12着に敗れた。

8月22日、中2週で迎えた31戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の日本海ステークス（新潟芝2200m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るエーシンマックスを半馬身差し切って先頭ゴールを果たした。

9月27日、中4週で迎えた32戦目は、G2のオールカマー（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（11戦2勝）。15頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり15着に終わった。

10月18日、中2週で迎えた33戦目は、アイルランドトロフィー（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は大野拓弥騎手（5戦0勝）。12頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が衰えて12着に終わった。

11月15日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた34戦目は、ハンデG3の福島記念（福島芝2000m 晴/重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は勝浦正樹騎手（2戦0勝）。16頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。最後は脚勢が衰えて11着に終わった。

12月20日、中4週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた35戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、ディセンバーステークス（中山芝2000m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、後続との差を5馬身以上キープして、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後はタレてしまい10着に終わった。

6歳（2016年）

1月13日、中2週で迎えた36戦目は、牝馬限定Jpn3のTCK女王盃（大井ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は内田博幸騎手（2戦0勝）。11頭立ての5番人気で大外11番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いが甘くなり、4着に終わった。