トップアリーオーン（1991年生、母シャダイクイン）

トップアリーオーン（1991年3月4日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のキンググローリアス（当時5歳）と交配したシャダイクインが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道白老郡白老町、生産者は（有）習志野牧場。戦績は、中央平地21戦3勝2着2回。主な勝ち鞍は1994年の横津岳特別(500万下)。

経歴

デビュー前

古賀一隆厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1994年）

7月3日、デビュー戦は加藤和宏騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は474kg。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では猛烈な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のビンゴガーネットを半馬身振り切って初勝利を挙げた。

7月17日、中1週で迎えた2戦目は、4歳以上500万下（札幌芝1000m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で加藤和宏騎手（1戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

7月31日、中1週で迎えた3戦目は、4歳以上500万下の襟裳特別（札幌芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で加藤和宏騎手（2戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では目立つような脚を使えず6着に敗れた。

8月13日、中1週で迎えた4戦目は、4歳以上500万下の噴火湾特別（札幌芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で加藤和宏騎手（3戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

8月21日、連闘で迎えた5戦目は、4歳以上500万下（札幌芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で加藤和宏騎手（4戦1勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、勝ったエイティボサツに詰め切れず、6馬身差の2着となった。

9月10日、中2週で迎えた6戦目は、4歳以上500万下の横津岳特別（函館ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で加藤和宏騎手（5戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線に入ると、前で粘るヒカルパロサントを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身半の差をつけて優勝

4歳（1995年）

2月11日、約5か月の休養明けで迎えた7戦目は、玉井智光騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上900万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で追い上げたが、勝ったユキノサンシャインに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

3月5日、中2週で迎えた8戦目は、J.ブラボ騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の’95セレブレイションカップ（中山芝1200m 外回り晴/不良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではパワフルな末脚を繰り出したが、3着に終わった。

3月18日、中1週で迎えた9戦目は、5歳以上900万下（中山ダート1200m 小雨/不良）に出走。鞍上は玉井智光騎手（1戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではキレのいい末脚を繰り出したが、4着に終わった。

4月9日、中2週で迎えた10戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の千葉日報杯（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は加藤和宏騎手（6戦2勝）。15頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、4着に終わった。

8月19日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた11戦目は、郷原洋司騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の立待岬特別（函館ダート1000m 晴/稍重）に出走。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天賦の闘志でゴールまで勇戦したが、3着に終わった。

8月26日、連闘で迎えた12戦目は、4歳以上500万下の下北半島特別（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で郷原洋司騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず7着に敗れた。

9月10日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（函館ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は玉井智光騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では豪脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のテイエムプリンセスに3馬身半の差をつけてファンの支持に応えた。

10月14日、中4週で迎えた14戦目は、4歳以上900万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で玉井智光騎手（3戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚が振るわず6着に敗れた。

11月4日、中2週で迎えた15戦目は、A.ムンロ騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

12月3日、中3週で迎えた16戦目は、水野貴広騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の初霜特別（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始11番手を追走。直線では見所を作れず13着に敗れた。

12月17日、中1週で迎えた17戦目は、安田富男騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の香取特別（中山ダート1200m 晴/良）に出走。9頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では目立つような脚を使えず6着に終わった。

5歳（1996年）

1月5日、中2週で迎えた18戦目は、5歳以上900万下の若水賞（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は玉井智光騎手（4戦1勝）。16頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では速い脚を使えず7着に終わった。

10月12日、約9か月半の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた19戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で玉井智光騎手（5戦1勝）。14頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では天性の敢闘精神でゴールまで力闘し、5着に入り込んだ。

11月3日、中2週で迎えた20戦目は、4歳以上900万下（東京ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で玉井智光騎手（6戦1勝）。9頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見せ場なく7着に終わった。

11月16日、中1週で迎えた21戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の深秋特別（東京ダート1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で玉井智光騎手（7戦1勝）。16頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず8着に終わった。