クロワデュノール（2022年生、母ライジングクロス）

クロワデュノール（2022年3月21日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「北十字星(フランス語)」。毛色は青鹿毛。種牡馬のキタサンブラック（当時10歳）と交配したライジングクロスが20歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。2025年の日本ダービー（東京優駿）(G1)に勝利した他、2024年のホープフルステークス(G1)を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

斉藤崇史厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2024年）

6月9日、デビュー戦は北村友一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1800m 曇/良）に出走。馬体重は480kg。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るアルレッキーノを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

11月16日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた2戦目は、2歳G2の東京スポーツ杯2歳ステークス（東京芝1800m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で北村友一騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るサトノシャイニングを豪脚で3/4馬身差し切って重賞初挑戦初制覇を果たした。

12月28日、中5週で迎えた3戦目は、2歳G1のホープフルステークス（中山芝2000m 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で北村友一騎手（2戦2勝）。18頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では別次元の末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のジョバンニに2馬身の差をつけて2歳中距離王の座に就いた。

3歳（2025年）

4月20日、約4か月の休み明けで迎えた4戦目は、3歳G1の皐月賞（中山芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で北村友一騎手（3戦3勝）。18頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったミュージアムマイルにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

6月1日、中5週で迎えた5戦目は、3歳G1の日本ダービー（東京優駿）（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で北村友一騎手（4戦3勝）。18頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では自慢の末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のマスカレードボールを3/4馬身振り切って3歳馬の頂点を極めるく

11月30日、約6か月の休み明けで迎えた6戦目は、G1のジャパンカップ（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で北村友一騎手（5戦4勝）。17頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。