マルタカルーブル（1990年生、母ハシロムルス）

マルタカルーブル（1990年4月18日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のラシアンルーブル（当時10歳）と交配したハシロムルスが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）浦河育成牧場。戦績は、中央平地23戦3勝2着2回。主な勝ち鞍は1994年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

布施正厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1992年）

7月26日、デビュー戦は大崎昭一騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は454kg。14頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には食い込めず6着に終わった。

8月22日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた2戦目は、宝来城多郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 曇/稍重）に50kgの軽斤量で出走。11頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を発揮したが、3着に終わった。

8月30日、連闘で迎えた3戦目は、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は大崎昭一騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではいい脚を見せられず4着に敗れた。

10月18日、中6週で迎えた4戦目は、河内洋騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で急追したが、抜け出したハリケンクインを差し切れず、1馬身3/4差の2着となった。

12月5日、中6週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた5戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で河内洋騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では目立つような脚を使えず5着に敗れた。

12月27日、中2週で迎えた6戦目は、安田康彦騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入った。

3歳（1993年）

1月10日、中1週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（京都ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は河内洋騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を奪い、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のアーミンアームに7馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

2月6日、中3週で迎えた8戦目は、4歳500万下の飛梅賞（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で河内洋騎手（3戦1勝）。10頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では全く伸びず9着に終わった。

2月27日、中2週で迎えた9戦目は、4歳500万下のふきのとう特別（小倉芝1800m 小雨/重）に出走。鞍上は大崎昭一騎手（2戦0勝）。15頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが劣勢になり6着に敗れた。

3月27日、中3週で迎えた10戦目は、塩村克己騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。14頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚勢がやや衰え、5着に終わった。

4月11日、中1週で迎えた11戦目は、4歳500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で塩村克己騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったノーザンマイアに詰め切れず、1馬身3/4差の2着となった。

9月25日、約5か月半の休養明けで迎えた12戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で塩村克己騎手（2戦0勝）。15頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では伸びあぐねて13着に敗れた。

10月17日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で塩村克己騎手（3戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚勢がやや衰え、4着に終わった。

11月6日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で塩村克己騎手（4戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は勢いを失って11着に敗れた。

12月11日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた15戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で塩村克己騎手（5戦0勝）。11頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一完歩ずつ着実に末脚を伸ばして、最後は2着のカツノグラスを3/4馬身振り切って2勝目を手中に収めた。

12月26日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上900万下（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で塩村克己騎手（6戦1勝）。10頭立ての8番人気で大外10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く5着に終わった。

4歳（1994年）

1月8日、中1週で迎えた17戦目は、5歳以上900万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で塩村克己騎手（7戦1勝）。15頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では見所を作れず14着に敗れた。

7月31日、約7か月の休養明けで迎えた18戦目は、植野貴也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではいいところがなく11着に敗れた。

9月10日、中5週で迎えた19戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は塩村克己騎手（8戦1勝）。16頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では切れる脚を使えず8着に敗れた。

9月24日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で塩村克己騎手（9戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く7着に敗れた。

10月16日、中2週で迎えた21戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で塩村克己騎手（10戦1勝）。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く8着に敗れた。

10月29日、中1週で迎えた22戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で塩村克己騎手（11戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一歩一歩着実に末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のプラウドシチーを3/4馬身振り切って勝利を手に入れた。

11月19日、中2週で迎えた23戦目は、4歳以上900万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で塩村克己騎手（12戦2勝）。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場なく4着に終わった。