ミホノーザン（1985年生、母シュウザンローレル）

ミホノーザン（1985年3月22日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のノーザンアンサー（当時19歳）と交配したシュウザンローレルが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）日進牧場。戦績は、中央平地17戦2勝2着2回、中央障害1戦0勝。主な勝ち鞍は1988年の4歳以上400万下。

経歴

デビュー前

田中朋次郎厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1987年）

12月19日、デビュー戦は大塚栄三郎騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は500kg。16頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では末脚にキレが無く6着に敗れた。

12月26日、連闘で迎えた2戦目は、3歳新馬（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大塚栄三郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では見せ場なく8着に終わった。

3歳（1988年）

1月9日、中1週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（中山ダート1800m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で大塚栄三郎騎手（2戦0勝）。13頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、勝ったプリンスルーパスにねじ伏せられて3馬身半差の2着となった。

8月14日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から26kg増やして迎えた4戦目は、4歳未勝利（函館芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で大塚栄三郎騎手（3戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を奪い、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のインタージャステスをクビ差振り切って初勝利を挙げた。

9月3日、中2週で迎えた5戦目は、郷原洋行騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下の渡島特別（函館ダート1700m 曇/重）に出走。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では伸びあぐねて11着に敗れた。

9月17日、中1週で迎えた6戦目は、柴田政人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下（函館芝1800m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。端を取り切り、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では別次元の末脚を爆発させて悠々と抜け出し、最後は2着のヤクモグレイスに3馬身半の差をつけて制した。

9月25日、連闘で迎えた7戦目は、安田富男騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下の十和田湖特別（函館芝1800m 小雨/良）に出走。7頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。逃げを打ち、若干遅いペースでレースを進める。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く7着に敗れた。

10月15日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた8戦目は、4歳以上900万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は柴田政人騎手（1戦1勝）。9頭立ての6番人気で大外9番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びを欠き4着に終わった。

11月6日、中2週で迎えた9戦目は、4歳以上900万下の立冬特別（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は大塚栄三郎騎手（4戦1勝）。8頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は力尽きて5着に終わった。

12月3日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた10戦目は、4歳以上900万下（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大塚栄三郎騎手（5戦1勝）。16頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では伸びあぐねて12着に敗れた。

12月18日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上900万下（中山芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大塚栄三郎騎手（6戦1勝）。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。先手を取る形となり、超スローペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は減速してしまい8着に敗れた。

4歳（1989年）

2月4日、中6週で迎えた12戦目は、5歳以上900万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で大塚栄三郎騎手（7戦1勝）。12頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず6着に終わった。

2月19日、中1週で迎えた13戦目は、5歳以上900万下（東京ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で大塚栄三郎騎手（8戦1勝）。13頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚が止まってしまい10着に終わった。

3月19日、中3週で迎えた14戦目は、鈴木勇騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。13頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、少し速いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着を確保した。

4月2日、中1週で迎えた15戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（中山芝1600m 外回り晴/良）に53kgの軽斤量で出走。14頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を見せたが、勝ったカネヤマトウショウにねじ伏せられてクビ差の2着となった。

4月16日、中1週で迎えた16戦目は、5歳以上900万下（中山芝2000m 晴/不良）に出走。鞍上は大塚栄三郎騎手（9戦1勝）。11頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。端をきり、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。

5月6日、中2週で迎えた17戦目は、障害5歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3100m 曇）に出走。鞍上は鈴木勇騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。9着に敗れた。

5歳（1990年）

7月8日、約14か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた18戦目は、津曲浩二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では末脚がパッとせず9着に終わった。