イムディーナ（2010年生、母マルターズヒート）

イムディーナ（2010年3月4日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「マルタ島にある古都の名。母名より連想」。毛色は栗毛。種牡馬のスペシャルウィーク（当時15歳）と交配したマルターズヒートが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）山岡牧場。戦績は、中央平地7戦0勝2着1回、地方2戦0勝。

経歴

デビュー前

4歳のとき、藤田在子から「冬季ジェイエス繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場され、村上牧場によって47.25万円で落札された。

ユニオンオーナーズクラブにて総額1,575万円（7.88万×200口）で一口馬主が募集された。

手塚貴久厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2012年）

9月8日、デビュー戦は石橋脩騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。馬体重は426kg。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で猛追したが、勝ったワンダービリーヴに詰め切れず、1馬身1/4差の2着となった。

9月29日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋脩騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず8着に敗れた。

3歳（2013年）

2月2日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で石橋脩騎手（2戦0勝）。16頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず9着に終わった。

3月2日、中3週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた4戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚にキレが無く8着に敗れた。

5月18日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から18kg戻して迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高倉稜騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で15番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では決め手に欠いて14着に終わった。

7月20日、中8週で馬体重を前走から24kg絞って迎えた6戦目は、嶋田純次騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての12番人気で大外16番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は脚が止まってしまい12着に終わった。

8月25日、中4週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で嶋田純次騎手（1戦0勝）。15頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず13着に終わった。

10月8日、中5週で迎えた8戦目は、脇田創騎手を鞍上に迎えて、一般C2四五六（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。14頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では鋭い脚を使えず14着に敗れた。

10月24日、中1週で迎えた9戦目は、牝馬限定のハンデ戦のパンジー賞（浦和ダート1500m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で脇田創騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では決め手が足りず12着に終わった。