クールミラボー（2020年生、母サンソヴール）

クールミラボー（2020年4月12日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「フランスにある大通り。母系より連想」。毛色は鹿毛。種牡馬のドレフォン（当時7歳）と交配したサンソヴールが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。2023年のきさらぎ賞(G3)で3着に入った他、2024年のブリリアントステークス(オープンハンデ)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

寺島良厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2022年）

11月26日、デビュー戦はC.デムーロ騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神ダート1800m 曇/稍重）に出走。馬体重は486kg。16頭立ての1番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、勝ったオーサムリザルトにねじ伏せられて2馬身半差の2着に敗北した。

12月24日、中3週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続でC.デムーロ騎手（1戦0勝）。15頭立ての圧倒的1番人気に推されて14番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では途轍もない末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のウェザーコックに3馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

3歳（2023年）

2月5日、中5週で迎えた3戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳G3のきさらぎ賞（中京芝2000m 晴/良）に出走。芝レース及び重賞競走への出走は初となった。8頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走し、3着に入り込んだ。

3月18日、中5週で迎えた4戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの若葉ステークス（阪神芝2000m 曇/稍重）に出走。8頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に敗れた。

5月13日、中7週で迎えた5戦目は、D.レーン騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（東京ダート2100m 小雨/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線に入ると、前で粘るルクスフロンティアを次元の違う末脚でアタマ差だけ差し切って勝利を手中に収めた。

6月4日、中2週で迎えた6戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの加古川特別（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したラインオブソウルに3/4馬身届かず2着に敗北した。

8月6日、中8週で迎えた7戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳G3のレパードステークス（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての4番人気で14番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず10着に敗れた。

10月28日、約3か月の間隔を開けて迎えた8戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの伊勢佐木特別（東京ダート2100m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のキングサーガに3馬身半の差をつけて3勝目を獲得した。

11月25日、中3週で迎えた9戦目は、団野大成騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの花園ステークス（京都ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではキレのいい末脚を披露したが、4着に終わった。

4歳（2024年）

1月27日、中8週で迎えた10戦目は、A.A.ルメートル騎手を鞍上に迎えて、4歳以上3勝クラスの舞鶴ステークス（京都ダート1900m 曇/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したバハルダールを捕まえ切れず、1馬身差の2着に敗北した。

2月17日、中2週で迎えた11戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、4歳以上3勝クラスの金蹄ステークス（東京ダート2100m 曇/良）に出走。13頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では強烈な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のグリューヴルムに1馬身1/4の差をつけてファンの支持に応えた。

4月28日、中9週で迎えた12戦目は、ハンデ戦でオープンのブリリアントステークス（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は横山武史騎手（1戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではキレのある末脚を披露したが、3着に終わった。

6月16日、中6週で迎えた13戦目は、スレイプニルステークス（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上はC.ルメール騎手（1戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では全く伸びず6着に敗れた。

8月10日、中7週で迎えた14戦目は、ハンデ戦でオープンのBSN賞（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でC.ルメール騎手（2戦1勝）。15頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず8着に敗れた。

10月12日、中8週で迎えた15戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、大阪スポーツ杯（京都ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。最後は失速してしまい9着に敗れた。