マコトマックリール（2002年生、母マコトフウリン）

マコトマックリール（2002年4月14日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋ケルト神話の妖精名」。毛色は鹿毛。種牡馬のスキャン（当時14歳）と交配したマコトフウリンが8歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道様似郡様似町、生産者は出口繁夫。戦績は、中央平地12戦0勝、地方12戦5勝。主な勝ち鞍は2006年の浅井鑛一77歳おめでとう記念(一般B14)。

経歴

デビュー前

鹿戸明厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2004年）

7月4日、デビュー戦は角田晃一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は484kg。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚色がやや鈍り、4着に終わった。

8月8日、中4週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（小倉芝1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で角田晃一騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず4着に敗れた。

8月28日、中2週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で角田晃一騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く8着に敗れた。

9月19日、中2週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で角田晃一騎手（3戦0勝）。14頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり8着に終わった。

10月10日、中2週で迎えた5戦目は、佐久間寛志騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都芝1800m 外回り晴/良）に52kgの軽斤量で出走。15頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。最後は脚色が悪くなり14着に終わった。

3歳（2005年）

2月12日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた6戦目は、3歳未勝利（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は角田晃一騎手（4戦0勝）。18頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に終わった。

3月6日、中2週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で角田晃一騎手（5戦0勝）。16頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は脚色が鈍り10着に終わった。

4月30日、中7週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（京都芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で角田晃一騎手（6戦0勝）。18頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始17番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず17着に終わった。

5月14日、中1週で迎えた9戦目は、渡辺薫彦騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1400m 晴/良）に出走。17頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走し、6着に入り込んだ。

6月5日、中2週で迎えた10戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての10番人気で16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では天稟のガッツでゴールまで力走し、5着を確保した。

7月3日、中3週で迎えた11戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 小雨/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は角田晃一騎手（7戦0勝）。16頭立ての6番人気で大外16番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい13着に敗れた。

9月25日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた12戦目は、3歳未勝利（阪神芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は渡辺薫彦騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では伸びあぐねて11着に終わった。

10月21日、中3週で迎えた13戦目は、倉地学騎手を鞍上に迎えて、一般C5（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のフィールドクラウンに3馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

10月28日、連闘で迎えた14戦目は、一般C6（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で倉地学騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚がパッとせず4着に敗れた。

11月17日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた15戦目は、一般C2（名古屋ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で倉地学騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のセンゲンピースに3馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

12月20日、中4週で迎えた16戦目は、ポインセチア特別（名古屋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で倉地学騎手（3戦2勝）。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず10着に終わった。

4歳（2006年）

1月3日、中1週で迎えた17戦目は、浅井鑛一77歳おめでとう記念（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で倉地学騎手（4戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のスーパーアスリートを3/4馬身振り切って3勝目を獲得した。

1月30日、中3週で迎えた18戦目は、カトレア特別（名古屋ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で倉地学騎手（5戦3勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず9着に敗れた。

2月14日、中1週で迎えた19戦目は、一般B11（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で倉地学騎手（6戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のゴールドイージスを半馬身振り切って4勝目をマークした。

2月22日、連闘で迎えた20戦目は、一般B8（笠松ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は8戦連続で倉地学騎手（7戦4勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、前で粘るテンダーハートを上がり0位の末脚でアタマ差だけ差し切って5勝目をマークした。

3月14日、中2週で迎えた21戦目は、小牧城特別（名古屋ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で倉地学騎手（8戦5勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では脚を伸ばせず5着に敗れた。

3月28日、中1週で迎えた22戦目は、由利奈・司仲良し記念（名古屋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で倉地学騎手（9戦5勝）。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚が止まってしまい8着に敗れた。

4月11日、中1週で迎えた23戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、一般B5（名古屋ダート1600m 雨/不良）に出走。8頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚に勢いがなく8着に終わった。

4月18日、連闘で迎えた24戦目は、一般B6（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は倉地学騎手（10戦5勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず8着に敗れた。